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大阪府議選、市議選で党勢が浮き彫りに
大阪都構想の前哨戦とされた大阪府議選(定数88)、大阪市議選(定数86)。都構想を進める大阪維新の会はともに第一党を維持した。
大阪維新の会は市議選では選挙前より7議席増やし、36議席を得た。府議選は選挙前より3議席減らし42議席となったものの、第一党を保った。松井一郎幹事長(府知事)は過半数に届かなかったことについて「都構想の中身を伝えきれなかった」とした。5月17日の都構想賛否を問う住民投票に向け、取り組み強化が求められることになった。
一方、今回の選挙では大阪での民主党衰退の深刻さが浮き彫りになった。府議会で7議席あった議席は1議席のみ。市議会では6議席あった議席がゼロになった。来年夏の参議院選挙を占ううえで、大阪の地盤をどう立て直すのか、かなり深刻な状況を浮き彫りにしている。
一方、自民党は府議会での議席を9議席増やし21議席と躍進。第二党になった。公明党は候補全員当選で15議席を確保。共産党は3議席を確保した。市議会でも自民党は1議席増やし19議席。公明党も改選前の議席数(19議席)を保った。共産党は1議席増やし9議席になった。選挙直近の日経平均株価2万円も自民党に追い風になった。(編集担当:森高龍二)
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