＜新千歳空港＞「カッターナイフ持ち込んだ」申告で出発遅れ

　

　北海道千歳市の新千歳空港で１２日、出発直前の航空機内にいた男性客から「カッターナイフを持ち込んだ」と申告があり、航空機の出発が十数分遅れた。
　
　　国土交通省新千歳空港事務所によると、午後３時２０分ごろ、国内線の出発便に乗っていた男性客から客室乗務員に申告があり、航空会社から連絡を受けた同事務所などは男性客を機体から一旦降ろすと同時に、ナイフ１本を回収した。持ち込まれたナイフは長さ約１０センチの紙などを切るもので、男性客が気付かずに持ち込んだらしい。
　
　　同空港では２月２６日にも保安区域内のトイレでカッターナイフが発見されたばかり。同事務所は「なぜ手荷物検査で発見されなかったかも含め、詳しく調査する」としている。【野原寛史】