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【レポート】今後フェラーリのV8モデルはターボ化、V12モデルはハイブリッドを採用

 【レポート】今後フェラーリのV8モデルはターボ化、V12モデルはハイブリッドを採用

 自動車メーカーは、より少ない燃料消費でより大きなパワーを生み出そうと常に奮闘している。その方法として挙げられるのが、エンジンの小型化とターボチャージャーの搭載、またはハイブリッド化だ。フェラーリも最新モデルでこれらの方法を採用したが、V12エンジンのターボチャージャー化や、V8モデルのハイブリッド化は期待しない方がよさそうだ。
 フェラーリは、(過去数十年間そうだったように)V8エンジンとV12エンジンを搭載したスーパーカーを現行モデルにも揃えているが、その流れは全く異なっている。
 
 「カリフォルニアT」と「488 GTB」からも分かるように、フェラーリのV8モデルはエンジンの排気量を縮小し、ターボチャージャーを搭載することになるようだ。そうすることによって出力が上がるにもかかわらず、燃費も改善される。一方、「ラ フェラーリ」から予想されるのは、V12モデルのパワートレインにはハイブリッド・システムが導入されていくのではないかということだ。
 
 フェラーリの関係者は、「フェラーリのV12モデルはターボチャージャーを搭載しない」とメディアからのインタビューで答えている。また、「その代わり、48ボルトのシステムを採用するだろう」と話したそうだ。現行モデルでV12エンジンを搭載するのは、全輪駆動のシューティングブレーク「FF」と、2シーターの「F12 ベルリネッタ」。それらの後継モデルにハイブリッド・システムが採用されるということを意味する。おそらく先にFFの次期型がハイブリッド化され、続いてV12を積む次世代型ベルリネッタにも電気モーターが搭載されるだろう。
 
 ちなみに、フェラーリが初めて開発したハイブリッドカーは、2010年のジュネーブ・モーターショーに出品された「599 HY-KERS」だった。そして市販モデルに初めてハイブリッド・システムを導入したのがラ フェラーリだ。もちろんその他に、スクーデリア・フェラーリはF1マシンのために、より小型でターボチャージャーとハイブリッド・システムを組み合わせた1.6リッターV6を開発している。
 
 By Noah Joseph
 翻訳:日本映像翻訳アカデミー
 
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