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【名古屋市港防災センターで学ぶ①】南海トラフ巨大地震。家の中でどう逃げる?どう備える?
その1「南海トラフ地震は、約4~5分揺れが続く」と肝に銘じるべし
3月上旬の未明、名古屋市で震度3の地震があり、慌てふためいた。東京と名古屋を住み比べてみると、名古屋は震度1ですらあまり起きないため、心の準備ができていない人は多いと思う。そこで「名古屋市港防災センター」を訪れ、身を持って大地震の備えを学ぶことにした。
案内してくれたのは、名古屋市港防災センター・センター長の吉村隆さんと、副センター長の大場玲子さん。
「南海トラフ巨大地震が発生すると、名古屋市では震度7・震度6強・震度6弱の揺れが想定されています。しかも揺れは4~5分続くと言われています」(大場さん)
東日本大震災も3分ほど揺れが続いたと言われるが、より広域で起こる南海トラフでは、それを上回ると予測されている。震度6弱とは「大半の家具が移動したり、倒れるものもある」地震のため、揺れている最中は何もできない。とにかく命を守ることが先決だという。
「昔は『揺れたら火を消す!』というのが鉄則でしたが、今のガスコンロやファンヒーターはマイコンメーターが設置されていて、自動消火します。やけどの恐れがあるため、無理して火の元には近づかないでください。
小さな揺れを感じ始めたら、即、机の下などにもぐって身を守ってください。揺れが収まったら、『ガスの元栓を閉める』『窓やドアを開けて避難路を確保する』、避難する時には『ブレーカーを落とす』こと。ブレーカーを落とすのは、復旧後に通電されたときに、漏電による火災を防ぐためです」(大場さん)
さっそく大場さんのアドバイスを胸に、地震体験室で「阪神・淡路大震災 震度7」の揺れを体験してみることに。わずか1分弱だったがとてつもなく長く感じ、机の脚につかまるのに必死。周りを見る余裕もなかった。
これが4~5分も続くなんて…我が家の強度や家具は大丈夫なのだろうか。
その2 寝ている時間が一番長い。『寝室』の対策を重んじるべし
さて、家の中でどこを一番安全な場所にすればいい? 「家の中で長く過ごす場所は、寝室です。ですから、寝室こそ安全な場所にしてほしい」と吉村さんは話す。
「洋服を詰め込んだタンスは、だいたい100㎏の重さがあり、下敷きになると身動きできません。タンスが倒れる方向は長辺方向と決まっていますので、タンスの正面で寝るのは避けたいところです。せめて頭だけでも、タンスの倒れてくる危険ゾーンから離してください」(吉村さん)
震度6弱を超えると、不安定な家具は倒れ始める。…