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【BUSINESS HACKS】課長の失敗学「残念な上司にならないための傾向と対策」
『残念な人の思考法』『残念な人の仕事の習慣』『残念な人の英語勉強法』……。様々な「残念な人」に関する著書がベストセラーとなっているビジネスコンサルタントの山崎将志氏。山崎氏が見た「残念な上司」の傾向と対策とは――。
●ビジネスコンサルタント山崎将志氏
←1971年生まれ。外資系コンサルティング会社を経て、2003年に独立。『残念な人の思考法』『社長のテスト』など、著書多数。
●「残念な上司」とは「もったいない上司」
自ら複数の企業を経営するだけでなく、経営者などと幅広いつきあいのある山崎氏も、「残念な上司」が増えているとの実感がある。
「ここ数年、多くの経営者から〝マネージャー(管理職)を任せられる人材がいない〟と聞きます。ヘッドハンティング会社に聞いても、マネージャーの引き合いが一番多い。それだけ、自前の管理職に〝残念〟と呼ばざるを得ない人が増えているということでしょう」
山崎氏の考え方では、会社組織はピラミッドの頂点に経営者、その下にマネージャー(管理職)、その下にオペレーター(平社員)という3層構造で成り立つ。多くのマネージャーは平社員時代に能力を発揮して管理職に登用されるが、オペレーターとして優秀なことと、マネージャーとして優秀なこととは全く別という。
「私が知る〝残念な上司〟というのは、やる気も能力もあり、オペレーターとしては一流。しかし、何かが間違っていたり、勘違いしていたりするために、管理職としては一流ではない。だから、残念な上司とは〝バカな上司〟という意味ではなく、〝もったいない上司〟と言うことができます」
山崎氏が知り合いから聞き、思わず「残念!」と漏らしてしまったのは、こんなエピソードだ。
「ある広告関係の会社の話ですが、自分の仕事のペースに合わせ、管理職になってからも夕方6時に出社して午前3時に帰社するような上司がいるそうです。その間、部下からすれば、上司の判断を仰がなければならない仕事がすべてストップしてしまう。一方、自分のペースで金曜の深夜でも部下に仕事の指示などをメールでするため、部下は週末も気が気でない日々を過ごすことになる。これでは、たとえ本人の仕事がどれだけ利益を出していようとも、部下のやる気を引き出すマネジメント力に欠けていると言わざるを得ませんし、何よりも組織の一員としてのロールプレー(役割)ができていないと指摘せざるを得ません」
前ページでも紹介した「オレ流上司」や「マイペース上司」のように、組織内で求められている役割を果たさないまま自分のペースで仕事を進めることは、「残念」と呼ばざるを得ないわけだ。…