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【Global Car Trend】欧州車のボリュームゾーンのトレンドは“フェイスリフト”
先に述べたように、B、C、D各セグメントという下から上まで、基幹モデル全部で「欧州COTY」制覇を成し遂げたVW。そんな勢いあるVWですら、今回のジュネーブでは『パサート オールトラック』『ゴルフ7ヴァリアント』のRとGTDという追加モデル、そして『シャラン』と『トゥーラン』のフェイスリフトという、ラインナップ派生&マイナーチェンジに終始した。
クルマ好きは得てして「新しい中身」、オールニューのサスペンションやエンジンを求めがちだが、モジュラーブル・シャシーが常識になった今は、新しいメカニズムの波が次々と押し寄せることを期待するのに無理がある。物理的パーツのコストは抑えても、走りを統合コントロールするプログラムや、インフォテイメント化のインターフェイスやアプリといった、非マテリアル系のコストが増す一方だからだ。そこに色や仕上げといった「ファッション」の問題でも、顧客に最適な解を提供し、市場での取りこぼしを減らす方向である。
こうなると逆に、ホンダ『シビック・タイプR』やフォード『フォーカスRS』らホットハッチ系こそ、最終的にどのぐらいのパワーに落ち着くか注目される。ニュルンベルグ北コースで最速FFとなるという公約を守った『シビック・タイプR』、その市販版は310ps・410Nmの2Lターボで、『メガーヌRSトロフィーR』を約4秒上回る7分50秒63を記録した。『フォーカスRS』はまだ市販版ではないが、4WDで320psを公言しており、一説にはメルセデス『A45 AMG』の360psに迫るといわれる。
他にプレミアム・クラスへのアプローチとして、フェイスリフトに伴って『DS5』は、シトロエンのダブルシェブロンをあしらったグリルを廃し、シトロエンから完全分離を印象づけた。また、MINIは『カントリーマン』に高級な内装を奢った『パークレーン』を追加している。
コンセプトカーではVWが次期『パサートCC』を予感させる、『スポーツクーペGTE』というプラグインハイブリッドを発表。アウディの『A7』を彷彿させるプロポーションだが、VWブランドの底上げに寄与するはずだ。
マイナーチェンジながらメカニカルな点でも大きく変化したのはプジョー『208』。今回のフェイスリフトでようやくATに、『508』や『308』に続くアイシン製6速ATを導入した。アイシンと関係の深いトヨタはといえば、燃料電池自動車『ミライ』も披露した隣で、『オーリス』と『アヴェンシス』のマイナーチェンジを敢行。…