仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ありがちな落とし穴に落ちずに、クリエイティブな仕事で成功するためのアプローチ
クリエイティブな仕事は、私たちの生活や人生に重大な意味や大きな満足感を与えてくれるので、ほかの仕事よりも重宝されがちです。執筆、デザイン、作曲、プログラミング、ブレストのアイデアなど、どんなクリエイティブな仕事でも、本当に能力を高めたいと思っているなら、趣味や副業ではなく本業としてやることが重要です。
本を書き上げている作家、絵を仕上げている画家、すばらしいコードを書いたプログラマなど、みんな時間に合わせてクリエイティブな仕事をしてはいません。クリエイティブな仕事は時間があればできるものではないからです。
では、プロとアマチュアを分けているものは何でしょう? それはほかの人からの評価や社会的な成功だけではありません。Steven Pressfieldさんは自身の著作『The War of Art』の中で、クリエイティブなプロセスについてこのように書いています。「ほとんどの人には2つの生活があります。自分が生きている人生と、自分が生きていない人生です。この2つは相反するものです」。プロというのは、そのような相反するものに直面した時に、それを乗り越えることに成功した人です。
クリエイティブな仕事で成功したとか、大きく成長したと感じる第1段階は、自分との向き合い方が変わることです。しかし、アマチュアではなくプロになるために必要な段階とは、どのようなものなのでしょうか? プロは自分を成長させる仕事に取り組みます。未知の領域に踏み出し、自分の潜在意識を探求するような仕事を請け負います。
怖くないかって? そりゃ怖いでしょう。しかし、Pressfieldさん曰く「恐怖心を感じないのは、いい兆候です。自分がやらなければならないことをやっているという証です」。
仕事に思い入れを抱き過ぎない
クリエイティブな人がよくやる失敗は、自分の仕事に必要以上に思い入れを抱いてしまうことです。仕事が自分のアイデンティティや存在意義になると、過度のプレッシャーがかかるとPressfieldさんは言っています。そのプレッシャーにやられて消耗してしまうこともあります。プロはこのことを理解し、自分を見失わないようにしています。
仕事の成功よりも、それを成し遂げるまでのプロセスが重要です。Pressfieldさんは次のように言っています。
アマチュアの作曲家は決して交響曲を書きません。仕上げるまでに時間もお金もかかるので、失敗するのが怖いからです。…アマチュアは交響曲を書くことをあまりにも深刻に考え過ぎていて、そのことにすら気づいていません。
大事なものと緊急性のあるものを見分ける
Pressfieldさんが「優先順位の鉄則」と呼んでいるものがあります。それは自分に依頼された仕事を次の2点から考えるだけです。
大事なものと緊急性のあるものの違いを知る。大事なものを先にやる。
「緊急だ」と言われているものすべてをやろうとしたら、大事ではないことに取り組むために時間を無駄に使い、本来するべき自分の大事な仕事を無視することになります。
誰にも邪魔されず集中する時間をつくる
大事なものを先にやると口で言うのは簡単ですが、実際には難しいものです。大事なものを先にやるには、Cal Newportさんが「デイリー・フォーカス・ブロック」と呼んでいる、クリエイティブな仕事に没頭できる誰にも邪魔されない時間をつくるのが有効です。つまり前進するのを阻むような、集中力を散漫にさせるものは入れないということです。
最初から、どれくらいの時間集中できたかにこだわり過ぎないように、とNewportさんはたしなめています。最初は1時間くらい誰にも邪魔されない時間をとり、徐々に週15分ずつくらい増やしていくといいでしょう。
怖いと思うのは普通
恐怖心がクリエイティブな仕事を大きく阻むこともあります。時間も努力もすべてを惜しまずに使ったのに、結果が失敗だったら? 辛辣な批判を浴びたらその業界で生きていけないのでは? 結局この仕事には向いていないということに気づいてしまったら?
「一概には言えませんが、恐いと思っている仕事ほど、やらなければならないことだと確信することがあります」とPressfieldさんは書いています。
別の言い方をすると、自分が未熟だとか何も知らないという恐怖からは逃れられません。どんなに怖くても、自分のベストを尽くし、仕事のクオリティを上げることにエネルギーを注ぎましょう。
継続は力なり
クリエイティブな仕事には、おびただしい時間がかかります。最初からうまくいくことはあまりありません。試行錯誤を繰り返したり、一からやり直すこともよくあります。Pressfieldさんはこのように書いています。
プロは、自分の経歴を輝かしいもので飾るためだけでなく、個々の作品で燃え尽きてしまわないためにも、仕事を淡々と継続をします。小説の執筆でも、キッチンのリノベーションでも、2倍の時間をかければ、コストも2倍になることがわかっています。…それを受け入れています。それこそが真実だとわかっているのです。
クリエイティブな趣味を仕事にするのは簡単なことではありません。しかし、ありがちな落とし穴に落ちることなく、仕事としてクリエイティブワークを続ければ、最後にはいい作品として残るはずです。
Jane Porter(原文/訳:的野裕子)
Image by Rawpixel (Shutterstock).
元の記事を読む