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アングル:デジタル時代に乗り遅れた独大手企業、新興投資で挽回へ
[デュッセルドルフ 30日 ロイター] – デジタル時代に乗り遅れたドイツの大手企業が、新興企業と手を組むことで保守的な企業文化に新風を吹き込み、米国などの巨大インターネット企業に追いつこうと行動を起こし始めている。
独優良株指数DAXを構成する企業の半分超は、創業が19世紀かそれ以前にさかのぼる。最も若いソフトウエア大手SAP(SAPG.DE: 株価, 企業情報, レポート)でやっと43年前だ。
対照的に、米ナスダック指数を構成する上位30社の約半分は1980年代以降に創設され、規模第4位のフェイスブック(FB.O: 株価, 企業情報, レポート)に至っては誕生から約10年しか経ていない。
ドイツ政府高官や企業幹部は、米グーグル(GOOGL.O: 株価, 企業情報, レポート)やアップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O: 株価, 企業情報, レポート)を成功に導いたネットやスマートフォンの技術革新を素早く取り込まなければ、時代から取り残されるとの危機感を抱いている。
このため小売りのメトロ(MEOG.DE: 株価, 企業情報, レポート)や製薬・化学のバイエル(BAYGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)、化学のエボニック(EVKn.DE: 株価, 企業情報, レポート)、通信のドイツ・テレコム(DTEGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)などの各社は今、新興企業に投資している。デジタル技術を獲得すると同時に、これら企業の技術革新が自社の事業を脅かさないよう、抱え込んでしまう狙いだ。
こうした傾向は、ドイツの技術革新を阻んできたベンチャーキャピタル不足の対策にもなるかもしれない。同国でのベンチャー投資は昨年、2倍以上に増えて17億4000万ドルとなったが、トムソン・ロイターのデータによると米国は493億9000万ドルで、遠く及ばない。
メトロのオラフ・コッホ最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、「欠けているのは、我が社のような企業が他企業の成長を助けるために資源を解放する姿勢だ。われわれは小さな企業をビッグにできる」と述べた。
<社内ベンチャーファンド> 続く…
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