イタリア監督、ＥＵＲＯ２０１６予選に向けた特別招集を断念

　

　　イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は３日、来週の開催を目指していた３日間の特別招集を断念したと明らかにした。

　　夏に就任して以降、代表チームに対するサポートの弱さへの不満を表してきたコンテ監督。３月のＥＵＲＯ２０１６予選に向け、同監督は今月９日から１１日まで選手たちを集めたいと望んでいた。

　　だが、チャンピオンズリーグを戦うユベントスを筆頭に、過密日程を戦う一部のクラブは、ＦＩＦＡカレンダーに含まれていない日程での代表招集を望まず。交渉を続けてきたが、コンテ監督が折れる形となった。

　　コンテ監督はイタリアサッカー連盟の公式ウェブサイトで、次のように話している。

　　「回答を踏まえた上で、我々は（特別招集を）行わない選択をした。代表にもクラブにも有益にならない恐れがある。だがここからは、全員が一緒になって、代表チームがカルチョシステムの基準点となるように、先延ばしのできない解決策を見つけられるようにと願っている」(Goal.com)