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インタビュー:大手行、十分な自己資本確保=全国銀行協会会長
[東京 1日 ロイター] – 4月1日付で全国銀行協会会長に就任した佐藤康博・みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)社長は、ロイターとのインタビューで、国際的な銀行規制の議論は残っているものの、邦銀大手行は十分な自己資本を確保しており、配当引き上げなど株主還元や成長機会獲得を狙った買収などを経営戦略として考えるステージが続くとの認識を示した。
バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委)などで議論が進む銀行規制の動きについては、リスク回避の動きが過度になっており、貸し渋りなどを引き起こしかねないとの懸念を示した。
主なやり取りは以下の通り。
――バーゼル委などの銀行規制の行方をどうみているか。
「(貸出債権や政策保有株式などの)信用リスクに対する評価方法の見直しは、直接的に大きな影響が出る可能性はある。まだ議論されている最中で、中身をどのように変えるかによって影響度は変わるが、今出ている市中協議案の内容であれば、相当な制約を金融機関に課す可能性が出る。金融界全体としても、これはやり過ぎだという話が出ている」
「もう一つの銀行勘定における金利リスク(IRRBB)の取り扱いでは、いわゆる投資勘定と銀行勘定で持っている金利リスクを同列に扱うという議論がされている。これは、考え方としては相当ずれている」
「銀行の仕事は、預金を集めて運用することだ。証券会社がやっているトレーディングと同じように規制するとなると、金融の仲介機能そのものを減殺することになる。銀行の本質的な問題に対する挑戦だ。銀行界として大きく反論していかないといけない」
――規制の霧は晴れていないということか。 続く…
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