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ライフスタイル重視?海外就職を希望する若者が増えているワケ
「残業ばかりでキツい」「社畜」など若い世代から何かとネガティブなイメージをもたれがちな日本企業。そんななか、海外就職に興味のある学生も多いのでは。
外資系人材紹介会社「ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社」のアンケートによれば、日本国内の回答者のうち88%が「機会があれば海外での就職を検討する」と答えています。
今回は、イマドキの若者が、海外就職を希望する理由に迫ってみたいと思います。
■日本人は海外での就職に消極的?
若いうちに貴重な国際経験を積めることは、海外での就職を前向きに検討する最大の動機。ですが、同アンケートによれば、日本の求職者は海外での就職意向については、アジア他国と比較すると消極的であることがわかりました。
<海外での就労を検討する人の割合>
シンガポール:97%
中国96%
香港94%
マレーシア93%
日本88%
その要因は、やはり語学力に対する自信のなさが挙げられるでしょう。株式会社オーネットが2014年に実施したアンケートによれば、「英語に対して自信がある」と答えた新成人はわずか13.3%。
TOEFLの平均スコアからみても、日本人の英語力はアジア5カ国の中で最も低くなっているそうです。日本人の英語に対するコンプレックスをどう克服していくかは、今後の教育の課題とも言えそう。
■キャリアよりライフスタイルを重視
また今回のアンケートで非常に興味深いのは、海外での就職意向の理由に「ライフスタイルの要素」を挙げた人の割合が、5カ国の中で日本が最も高かったということです。
<海外での就職意向の理由>
●キャリア面の理由:シンガポール85%、中国85%、香港82%、マレーシア84%、日本65%
●ライフスタイルの理由:シンガポール12%、中国11%、香港12%、マレーシア9%、日本23%
この結果についてヘイズのアジア担当マネージング・ディレクター、クリスティーン・ライト氏は、「引いた不況や、東日本大震災などの自然災害を経た今、日本の人々は、給与などの金銭面よりも精神的な豊かさ・安定した生活に対する願望が強くなっていると考えられる」と述べています。
「もっと刺激がほしい!」「グローバルな人間になりたい」など、日本を脱出した理由は人それぞれ。ですが、やはり言葉も通じない異国の地で、なんのツテもなく生活をしていくのはかなり勇気と辛抱がいること。
海外で働きたいと思ったら、まずはその理由をよく考えて、明確な目的意識のもとにチャレンジをすべきかもしれませんね。