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リチャード・ブランソン曰く「ムカついた時こそビジネス・チャンス」
Fast Companyのインタビューで、ヴァージン・グループ創設者のリチャード・ブランソンは、イライラさせられる製品やサービスこそが、最高のデザインの素となると話しています。
まったく新しいアイデアを探す代わりに、一番最近あった腹立たしいことを思い出しましょう。ブランソンにとって、それは投資しようとした時のことでした。
ある時、私たちは金融サービス業界に参入し、銀行を立ち上げました。私のために投資を行うことに同意してくれた人がいたので、契約書に目を落とすと、その紙切れには「呼び値スプレッド5%」と書いてありました。私は、「ええと、すみません。呼び値スプレッドとは何でしょう? 私は失読症で理解できないのですが…」と言いました。彼は少し胡散臭そうな顔をし、立ち去ったので、別の人に”呼び値スプレッド”の意味を尋ねたところ、それは彼が投資を始めてすらいないうちに私のお金の5%を取ったということだと教えられました。そこで私は、「くだらない。この事業に参入して、競合してやるぞ!」と思ったのです。
音楽祭から航空会社、スポーツクラブ、金融サービスまで、気に入らないと思うものがあれば、ブランソンは自らそれをよりよく設計します。彼は1本12ドルする部屋の飲料水のような、ホテルの見えない請求にイライラするような人には見えないかもしれませんが、実際は正反対です。そのような苛立ちと、他のフラストレーションが合わさった結果、ヴァージン・グループはシカゴを皮切りに、グループ所有のホテルチェーンをオープンしようとしています。
他の人のやり方を批判する代わりに、自らやってみる機会と捉えてみましょう。より良くなってさえいれば、アイデアは新しくなくても良いのです。
Richard Branson: Don’t like Something? Do It Yourself, & Do It Better.|99U
Stephanie Kaptein(訳:コニャック)Photo by Shutterstock.
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