住友商事、１６年ぶりに最終赤字へ

　

　
　　大手商社の「住友商事」は資源関連の事業の損失が拡大するなどとして、今年３月期の最終損益が、１６年ぶりに赤字に転じるという見通しを発表しました。
　　住友商事は、今年３月期の最終損益の見通しを去年９月に発表していた１００億円の最終黒字から、８５０億円の最終赤字へと大幅に下向きに修正しました。
　
　　アメリカでのシェールオイル事業の失敗に加え、原油や鉄鉱石などの資源価格が下落したことで、損失がこれまでの２４００億円から３２５０億円に拡大することが主な要因です。通期で最終赤字となれば、１９９９年３月期以来１６年ぶりで、中村邦晴社長は、来月から報酬を半年に渡って３割減額すると発表しました。（25日19:17）