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北越紀州と三菱製紙、またも”破談”の裏側
北越紀州製紙が中国・広東省に新設した白板紙新工場の竣工式で挨拶する岸本せき夫(「せき」の字は「哲」の下部が「日」)社長。竣工式には三菱製紙の鈴木邦夫社長も同業他社のトップとして唯一招かれたのだが……
少子化やデジタル化の波を受けて市場縮小の続く製紙業界で、業界2強に対抗する「第三極」への結集の動きが、またもや暗礁に乗り上げた。
製紙業界5位の北越紀州製紙と同6位の三菱製紙は4月1日、それぞれの販売子会社である北越紀州販売と三菱製紙販売の経営統合に向けた検討を中止すると発表した。
両社が販売子会社の統合について基本合意書を締結したのは昨年8月。以降、統合新会社の2015年4月1日スタートを目標に検討を行ってきた。いわば子ども同士が“結納”を交わす格好となった両社。昨年11月には北越紀州が中国・広東省に新設した白板紙工場の竣工式にも同業トップで唯一、三菱製紙の鈴木邦夫社長が招かれるなど、販社統合に向けた蜜月が演出された。
ところが、12月になると、三菱製紙側から販社統合の協議を一時的に中断するとの通知が北越紀州にもたらされた。北越紀州側では協議の再開を再三要請し、販社の合併予定期日(4月1日)の変更や、販社を飛び越えて本体同士を統合するといった提案も三菱製紙に申し出たものの、結局、三菱製紙からは、基本合意を解除することを決定した旨の通知が4月1日にもたらされたという。
■3社合併でようやく2強並み
「これからも“第三極”構想を緩めるつもりはない」――。北越紀州側では、販社統合破談で本体同士の再編の可能性も遠ざかったにもかかわらず、業界2強の王子ホールディングス、日本製紙に対抗しての第三極結集、という
続きは東洋経済オンラインにて