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委任状争奪戦激化の大塚家具、株主からは“和解を”
父と娘が経営方針をめぐって激しく争っている大塚家具。勝敗を決めるのは株主の委任状です。多く集めた方が経営権を握ることになるため、両陣営の奪い合いが続いていますが、戸惑う株主たちからは、「親子で和解したら」という声も聞こえています。こんな中、娘の久美子社長が、記者会見を開きました。
「3月10日火曜日には、当社の大株主であるアメリカのグランデス・インデスト・パートナーズが、当社株式を売却されましたが、同時に会社提案を支持していただけるという声明を発表され、また、11日の木曜日には、従業員持ち株会が自由投票について決定する等、株主総会に関連する動きがありました。加えて本日、世界的に著名な議決権行使助言会社のグラス・ルイス社が当社提案に賛成」(大塚家具 大塚久美子社長)
先月下旬から記者会見でお互いを批判し合っている大塚家具の勝久会長と久美子社長。
「一部報道では“高級品が売れていない”と言っているが、高級品ほど売れている。久美子社長の違いは、別にけなすわけでないが、ニトリさんやイケアさんとかを意識しちゃったら間違えます」(大塚家具 大塚勝久会長)
創業者として“高級路線”を続けたい会長と、“気軽に入りやすい店づくりへ”と転換したい社長との間で対立が続いています。
今月27日の株主総会に向けて、勝久会長は「久美子社長の退任を」、久美子社長は「勝久会長の退任を」と、互いに要求する人事案を提出しています。
「お互い感情のもつれだったのかな、という感じはします。お互いコミュニケーションを密にやっておくことはできなかったのか」(大塚家具の株主 長谷川桂一さん)
大塚家具の個人株主である長谷川さん。今月に入ってから自宅に“2通の通知”が届きました。
「経営の空白が生まれているのは間違いないですし、一番迷惑かかっているのは消費者だし、不安がっているのは従業員。企業統治ということを前提に経営をしていかなければいけない」(大塚家具の株主 長谷川桂一さん)
会長側、社長側の双方から自分たちの提案した人事案に“賛成票を投じる”よう誘う「委任状」が届いたのです。
「“戦略については大差がない”と思っているし、経営の考え方の差を探すことが逆に難しくなっているような状況。やはり親娘なんですよね」(大塚家具の株主 長谷川桂一さん)
株主総会では、委任状も含めて出席する株主の議決権のうち過半数の賛成が必要で、経営権を握るため、株主から委任状を集めようと両陣営は「争奪戦」を繰り広げています。…