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想定外…1万4千枚が4分で完売、鳥取の宿泊券
5000円で1万円分購入できる鳥取県の「プレミアム付き宿泊券」が1日、全国のコンビニエンスストアで発売され、1万4000枚が4分で完売した。
国の地方創生交付金を活用した事業で、県は「想定外の反響」と喜ぶ一方、県内外から購入できなかった人の問い合わせも相次ぎ、対応に追われた。
内閣府は、交付金を利用した旅行券・宿泊券のプレミアム率について、「5割引きまで」との指針を示しており、県は最大限で設定。事業費1億円はすべて交付金で賄った。宿泊券の名前は「とっとりで待っとるけん」。4月13日~11月1日、県内の163施設で、1万円以上の精算につき、1人1泊あたり2枚(2万円分)まで利用でき、土産物の購入にも使える。
県外客を呼び込むため、全国のコンビニ計約4万9000店舗で販売。県は「数日で完売」と想定していたが、販売開始の1日午前9時には、県内のコンビニでも引換券を発行する端末の前に行列ができ、すぐに売り切れた。
県には「早く行ったけど買えなかった」などの不満や問い合わせが、午前中だけで約30件寄せられた。また、県が同日正午から都内で予定していた宿泊券の記者発表会は、販売終了報告に変更。同席してPRするはずだった県選出の石破地方創生相は、参加を取りやめた。
県観光戦略課は「お得感に加え、コンビニ発券という買いやすさがあった」と人気を分析。「県内の消費喚起とともに、県外からの観光客を呼び込みたい。来てもらった方に鳥取をPRして、何回も訪れるリピーターにしたい」と意欲を見せた。
一方、問い合わせの半数以上が県外からだったといい、「注目してもらえたのはうれしい。買えなかった方には非常に申し訳ない」と話した。追加発行するかどうかは未定という。県によると、同様の宿泊券はほかにも16県で企画されており、このうち岐阜、岩手、徳島、宮崎の4県はコンビニで発券予定という。(安恒勇気)