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投資は「失敗」から学べ! お金と人の怖さがわかる「映画」3選
新年度を迎え、財テクの一環として、投資に興味を持つ新社会人も多いのではないだろうか。最近では、株主優待などの流行もありポジティブな話題も増えているが、一方で「難しそう」「怖そう」など少しネガティブなイメージも投資には付き物だ。そこで今回は、“投資のちょっと怖い一面”を体感できる「サスペンス系」の作品を3つピックアップ。フィクションながらも、個人投資家に役立つ情報が学べるはずだ。
実話に基づく“投資&金融界”の裏世界描く「映画」3選 見どころ&教訓丸わかり
【その1】
「企業買収」「投資ファンド」などがわかる経済ドラマ
「ハゲタカ」(日本/2009年)
出演:大森南朋、玉山鉄二、栗山千明、柴田恭兵/監督:大友啓史
日本の不良債権を買い叩き、「ハゲタカ」と恐れられた主人公・鷲津は日本社会自体に嫌気がさし、無為に日々を過ごしていた。そんなある日、日本の大手自動車メーカーへのバッシングに関する海外ニュースが入る。中国政府系ファンドの乗っ取り作戦の発端だった。メーカー側から救済を求められ、立ち上がった鷲津と、謎の日系中国人ファンドマネージャーのリュウ・イーファの攻防が火ぶたを切る。資金力で劣勢となった鷲津は、産油国王族のオイルマネーに救済を求め、世界中のマーケットを巻き込んだ攻防戦へと発展する。
【教訓】
ファンド対ファンドの戦いで、国家予算規模の金額が動く。中国政府からも支援を断たれ、リュウは敗北し破滅となる。プロ集団のファンドでも、失敗して全てを失うことがある。
実際に起こったファンドの巨大破たん劇といえば、1998年にアメリカで起きた「ロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)」の破たんがある。1000億ドル以上運用していたにもかかわらず、1998年のロシア財政危機のあおりを受けて破たんし、46億ドルの損失を出した。運用をノーベル経済学賞受賞者が行い、金融工学を使って投資するスタイルで人気を集め、当初4年間は資金を4倍に増やすなど順調な運用を行っていた。ところが、「ロシア政府が財政破たんする確立は1万年に3回、つまり起こらない」という前提条件のもとで運用していたため、実際にロシアが財政破たんすると、損失はあっという間に膨らみ、あえなく破たんした。
個人投資家の場合、ファンド絡みの話題や企業買収などのニュースが入ったら、まずは様子見が賢明だろう。主人公のようなファンドマネージャーは、王族級の投資家から資金を集めたり、一方で出し抜かれたりしている。…