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<任天堂とDeNA>業務・資本提携でスマホゲーム共同開発
◇業務面の結びつき強化で相互に株式持ち合い
任天堂とソーシャルゲーム大手「ディー・エヌ・エー」(DeNA)は17日、業務・資本提携で合意したと発表した。スマートフォンやタブレット端末向けゲームの共同開発が柱。業務面での結びつきを強めるために相互に株式を持ち合う。「ファミリーコンピュータ」など専用機向けゲームを収益の柱に据えていた任天堂にとって、提携先を介して初のスマホゲームへの参入となる。
任天堂の岩田聡社長とDeNAの守安功社長が東京都内で記者会見して発表した。互いに約220億円を出資、任天堂はDeNAの株式10%を取得し、DeNA創業者の南場智子氏に次ぐ2位の株主になる。DeNAも任天堂の株式1.24%を取得する。
任天堂が持つ人気ゲームを活用し、両社で新たなスマホ向けゲームを開発する。スマホ、パソコン、専用機向けの各ゲームを結びつける横断的な会員制サービスも共同開発する。任天堂は今回の提携で、スマホを利用する幅広い顧客層を取り込み、専用機向けゲームに誘導したい考えだ。DeNAも、任天堂のゲームの人気キャラクターなどを使うことで、スマホゲーム事業をさらに強化できると判断した。任天堂は従来、スマホゲームへの進出には「収益向上につながらない」として慎重だったが、スマホ向けゲーム市場の拡大や過去の円高の影響で、2012年3月期から3期連続で営業赤字に転落。方針を転換し、スマホゲーム市場の成長を取り込む。
また、任天堂は「ニンテンドー3DS」「WiiU」に次ぐ新たな専用ゲーム機を開発中だと明らかにした。岩田社長は「まったく新しい概念のゲーム機」と説明。来年にも具体的な内容を明らかにする。【神崎修一、宇都宮裕一】