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スト2時代の熱はもう戻らない!? 格闘ゲーム業界が衰退した4つの理由
先月20日に放送されたバラエティ番組、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で行われた"ストリートファイター2芸人"。格闘ゲームの「ストリートファイター2」(以下、スト2)をテーマに、よゐこ・有野晋哉や麒麟・川島明、モデルの佐藤かよらが出演し、魅力や思い出を語った。
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同番組の企画テーマにもなったスト2。このゲームは、1991年に発売され、国民的ブームを巻き起こしたと言ってもいいほどの人気を博し、格闘ゲームというジャンルを築いた往年の名作である。当事を思い出すような昔懐かしさある内容から、番組は好評を博した。
しかし、昨今の格闘ゲーム界は、スト2が登場した時ほどの熱がないという。なぜ、スト2をはじめ、格闘ゲームは人気がなくなってしまったのか…。元ゲームセンターの店員で、かつては格闘ゲーマーとして地方の大会に出るほどの腕前を誇ったH氏に、その理由を聞いた。
■理由1 家庭用ゲーム機の性能向上
「まず、家庭用ゲーム機の性能の向上によって、わざわざゲームセンターに出向いてまでゲームをやりたいという人が減ってしまったんです。この理由からゲームセンターにやって来る客が減少してしまい、その影響でゲームセンターの不況が深刻化してしまいました」
■理由2 初心者狩りによるゲームの複雑化
「格闘ゲームに限らず、対戦型のゲームにあることなんですが、"初心者狩り"がはやった、ということです。これは、間違いなく勝てる初心者を対戦でボコボコにしてしまう行為のことで、新しくゲームを始めようとする人が激減。さらにメーカーはゲーム界に残ったコアなユーザーを意識してゲームを作ることとなり、結果的に格闘ゲームの敷居が上がって、より初心者が始めにくい状況になりました」
■理由3 対戦相手がいない
「現在では都市部の大きなゲームセンターに行かなければ、ゲームセンターに客がおらず対戦ができません。もちろん、ゲームセンター側もその対策として、店員の手が空いている時に、そういった人たちを相手に対戦していました。けれども、同じ相手とばかり対戦をしては飽きてしまいますし、焼け石に水でした」
■理由4 ネット対戦普及の遅れ
「今ではネットが普及し、プレステ3やXbox 360といった家庭用ゲーム機でネット対戦ができるようになりましたが、格闘ゲームの過疎化から、ネット対戦が普及するまでには大きなタイムラグがあり、その間にファンは離れてしまいました」
これらの理由が格闘ゲーム、そしてゲームセンターそのものから熱を奪ってしまった原因だとされる。H氏も現在は、勤務していたゲームセンターが閉店したのをきっかけに退職。大好きだった格闘ゲーム自体をやめてしまったという。
今、格闘ゲーム業界は人気再燃のために、有名なゲームとのタイアップや、漫画や小説の人気キャラクターを集めた格闘ゲームを作るなど、工夫を凝らしているものの、スト2時代の熱はないという。果たして今後、やめてしまった人々を再び呼び戻し、往年の人気を回復することができるのだろうか。ひとりのゲーム好きとして、一世を風靡したジャンルが復活することを祈ってやまない。
(文=阿左美UMA)