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NY外為市場=ユーロ/ドルは12年ぶり安値、ドル全面高の展開
[ニューヨーク 10日 ロイター] – 10日のニューヨーク外為市場では、ドルは対ユーロで約12年ぶり、対円で約8年ぶりの高値を付けるなど全面高の展開となった。米連邦準備理事会(FRB)が年央にも利上げに踏み切るとの見通しで、ドルが買われた。
一方ユーロは、欧州中銀(ECB)が前日に国債買い入れを開始し、ユーロ圏の国債利回りが低下する中、全面安となった。
ユーロ/ドルEUR=EBSは終盤まで売られ続け、2003年4月以来の安値となる1.06925ドルに下落。終盤も1.42%安の1.0700ドルで取引されている。ユーロ/円EURJPY=EBSも2013年8月以来の安値に沈み、129.48円を終盤につけた。
ギリシャ債務問題もユーロの重しとなった。ドイツ銀行は9日付のリサーチ・ノートで、ユーロ/ドルは年末までにパリティの1.0000ドル、2016年末までに0.90ドル、17年末までに0.85ドルに下落するとの予想を示している。
ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは2003年9月以来の高値を更新し、直近は1.03%高の98.589。
ドル/円JPY=EBSは2007年7月以来の高値の122.04円をアジアの取引時間帯に付けたが、ニューヨーク市場の終盤はほぼ横ばいの121.135円となっている。
ドル/スイスフランCHF=EBSは、1月15日にスイス国立銀行(中銀、SNB)がユーロ/スイスフランでの1.20フランの防衛ラインを撤廃して以来初めて、1.0000フランのパリティに戻した。終盤は1.32%高の0.99895フラン。
最近の米指標とドル高について、Chapdelaine Foreign Exchange(ニューヨーク)のマネジング・ディレクターのダグラス・ボースウィック氏は「米経済指標はFRBによる2015年中の利上げの支援要因となっているようだ」とし、先週の雇用統計はFRBに年内の利上げを促す強い内容だったとの認識を示した。
*内容を追加しました。
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