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12年間1万人以上を観察してわかったこと:お腹周りの脂肪と闘うにはやっぱり筋トレ
腹筋をするだけではお腹周りの脂肪を減らすことはできません。しかし、ハーバード大学の研究によって、筋力トレーニングを増やすことが、有酸素運動を行うことや運動を全くしない場合に比べると、ウエストラインに一番大きな効果をもたらすということがわかったのです。
Obesityで発表された研究では、ハーバード大学の研究者が1万500人の40歳以上の健康な男性を対象にし、身体活動や胴囲、そして体重を12年以上(1996~2008年)にわたって比較を行っています。Ergo Log氏がその調査結果を報告しました。
「研究者が被験者の男性を観察した12年の間に、男性のウエストの値は平均で6.6cm増加しました。筋力トレーニングはこの増加を3cm抑えています。この研究によれば、中程度から激しい有酸素運動を標準とされる量だけ十分に行っていようがいまいが、ウエストの値は増加しているとのことです。
研究者たちはまた、12年間の研究中に被験者が1日30分の有酸素運動を行うかわりに、1日20分の筋力トレーニングを行っていたとしたら、胴回りをさらに0.34cm縮めることができただろうとすら推測しているのです。1日30分テレビを観るかわりに、1日20分の筋力トレーニングを行っていれば、さらにいい結果が出ていたでしょう。そうすればウエストを0.76cm減らすことができたかもしれないのです」
おそらく驚くことではないでしょうが、テレビの視聴といった座ったまま行う行為を増やした人には、ウエストラインに大きな増加がありました。
「胴囲は体重よりも優れた健康のバロメーターです」と研究リーダーのRania Mekary氏は言います。有酸素運動が心臓やその他の健康に大事であることに変わりはありませんが、健康的なウエストラインを保ちたいというのであれば、筋力トレーニングをもっと取り入れましょう。1日10分、週3回でもいいのです。
Using weights to target belly fat|Harvard Gazette via Ergo-log
Melanie Pinola(原文/訳:コニャック)Photo by W_Minshull.
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