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2月米小売売上高は0.6%減、大雪や寒波が要因か
[ワシントン 12日 ロイター] – 米商務省が12日発表した2月の米小売売上高は、前月比で0.6%減少した。減少は2012年以来初めてとなる3カ月連続。市場は0.3%増を予想していた。前月は0.8%減だった。
売り上げの落ち込みは広範な部門にわたっており、大雪や寒波など2月後半の厳しい天候が要因とみられる。第1・四半期の経済成長を損ねる可能性がある。
国内総生産(GDP)の消費支出と傾向が一致するコア売上高(自動車やガソリン、建設資材、飲食業除く)は前月比横ばい。市場予想の0.4%増に届かなかった。前月は0.1%減だった。コア売上高が2カ月連続で弱含んでいることは、第1・四半期GDPの個人消費が著しく減る可能性を示唆している。
年初めの経済活動は、厳しい冬の天候や、最近まで続いていた米西海岸港湾の労働争議に伴うサプライチェーンの混乱で勢いが鈍っていた。
小売売上高が振るわなかったことで、第1・四半期GDPの見通しを引き下げるエコノミストが出てくる可能性がある。現段階の予想は前年同月比1.7─2.5%増。昨年第4・四半期の実績は2.2%増だった。
2月の小売売上高の内訳をみると、自動車・部品が2.5%の減少。衣料は横ばい、建材・園芸は2.3%減、外食は0.6%減だった。家具や電子・家電も減少した。
一方、オンライン小売りは2.2%増、スポーツ用品・趣味関連も2.3%増えた。
2月はガソリン価格が約9%上昇したことから、ガソリンスタンドの売上高は1.5%増となり、昨年5月以来のプラスとなった。ガソリン価格は、原油安の影響で昨年7月以降値下がりが続いていた。
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