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【アニメ】富野由悠季監督「ガンダム Gのレコンギスタ」に手応え「もう少しやっていいという神様の声」 [3/28]
[映画.com ニュース] 「機動戦士ガンダム」を生んだ富野由悠季監督が3月27日、
都内で行われたテレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」の完結記念イベントに出席した。
会場ではスタッフ・キャストが見守るなか最終話「大地に立つ」が上映され、場内が明転すると
観客はスタンディングオベーション。富野監督が「ここで皆さんに出会えたことは
生涯の喜びにしたいと思うし、まだもう少しやっていいという神さまの声なのかなと思う」と
手応えを明かすと、会場は再び拍手に包まれた。
2014年10月からテレビ放送が開始された今作で、「∀ガンダム」以来約15年ぶりに
完全オリジナルのガンダム作品を手がけた富野監督。「これだけ動いてバタバタしたものを
作ってくれたのは、ここに来られなかったアニメーター、彩色をしてくれた方、背景を
描いてくれた方々です」と感謝を述べ、「実を言うとリテイクしたいところもあったんですが、
色を付けるのが先で今日この場所に臨ませていただきました。完ぺきでない部分は
ありますが、ご容しゃしていただきたい」と飽くなきこだわりをのぞかせた。
一方で富野監督は、物語終盤で主要人物を次々と戦死させる作風で知られている。
今作について「『皆殺しの冨野』はもうやめたいなと思った」と胸中を語ると、会場からは喝さい。
「こういうことで拍手がくるようなレッテルは嫌なんですよ!」と苦笑を浮かべ、
「ということで、こういう(上映された最終話の)感じにしました!」と高らかに明言した。
さらに、最終話では富野監督が声優デビューを果たしており、そのキャラクターデザインは
富野監督と妻に酷似。スタッフの遊び心により当初のデザインから変更されたことを、
知らなかったそうで、「つい5日前まで作画していたので、そこでリテイク出していたら今日
この会場で出来なかった。そういう意味ではまだ直したいところがいっぱいあるんです!」と
ぼやき節で客席を喜ばせた。
また、イベントには石井マーク、佐藤拓也、逢坂良太、鷄冠井美智子といった声優陣や、
キャラクターデザインの吉田健一、メカニカルデザインの安田朗と形部一平、デザイン
ワークスのコヤマシゲトも登壇した。さらに歌手のハセガワダイスケが登場し、
エンディングテーマ曲「Gの閃光」を生披露。観客は総立ちで合唱し、ライブ会場さながらに
大盛り上がりだった。
http://eiga.com/news/20150328/11/
富野由悠季監督の一挙手一投足に客席は喝さい
http://image.eiga.k-img.com/images/buzz/49776/main_large.jpg