仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【アメリカ】米金融業界への就活、有名校と無名校で雲泥の差…大手金融機関や経営コンサルティング企業では、引き続き出身校が物を言う
ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/articles/SB12112543374486784702504580563230905934678
写真=ラトガース大金融クラブ「リトル・インベストメントバンカーズ・オブ・ラトガース」(LIBOR)のメンバー David Lau for The Wall Street Journal
http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-HR749_NONTAR_G_20150401152012.jpg
金融業界で夏のインターンとしての職を獲得するために、米フェアフィールド大学3年生のマシュー・エドガーさん(20)は300通の
電子メールを出し、数十回電話をかけ、コネティカットの大学からニューヨークの銀行にネットワーク作りのために何度も足を運んだ。
一方、ダーウィン・リーさん(20)にはもっと直接的なルートが用意されていた。プリンストン大学の3年生である彼はオンラインで応募し、
大学で行われた説明会に出席した。説明会では企業の採用担当者たちが応募プロセスや企業カルチャーについて丁寧に説明してくれた。
一流大学出身という肩書は昔ほど重視しないという企業が増えている。しかし、大手金融機関や経営コンサルティング企業――新卒者
に最も高い給与を払う業種――では、引き続き出身校が物を言う。就職指導担当職員や学生たちは、それほど有名でない学校の学生は
不利だと話す。
ラトガース・ビジネス・スクールの就職支援室室長、ユージン・ジェンティーレ氏は「当校では学生に、競争しなければならないと教えて
いる」とし、「当校の学生の中には、家族中で大学に行くのが初めてという生徒たちも多い。こうした学生たちは企業で、最も優秀な学生たち
と競争することになる」と話した。
学生向けの夏のインターンとしては金融機関や経営コンサルティング企業でのアナリスト職の競争が激しい。こうした職は大学卒業後に
正規の職につながる最も確実な道だからだ。例えば、ゴールドマン・サックス・グループが実施する夏の投資銀行プログラムに参加できる
のは、応募者の2%未満だ。
採用担当者たちが通常、「対象外」の学校とみなすフェアフィールドやラトガース、ノースイースタンといった大学の学生たちにとっては
確率はさらに低い。これらの学校の学生にとって、有名金融機関に足を踏み入れるには、簡単な電話インタビューや推薦を受けるため、
数百通の電子メールを送り、大勢のバンカーたちに売り込みの電話をかけることが必要ということになる。
金融機関の「対象校」は会社ごとに異なるが、アイビーリーグ(米北東部地域の名門大学)の学校は通常含まれており、それ以外に
スタンフォード大学といったエリート校も一部含まれることが多い。採用担当者らは、こうした学校では最も優秀な学生を見つけられると
語る。
一方、「対象校」の学生にとっても、銀行とコンサルティング企業は秋の就職活動本番で最も行きたい就職先だ。夏場のインターンとして
アナリスト職に応募書類を提出すれば、それが直接、採用担当者に渡る。こうした採用担当者たちは秋学期を通して、会社説明会や
非公式の面談のために何度も大学キャンパスを訪れる。
大手銀行の採用担当者の一人によると、銀行が面接の第一ラウンドに応募者たちを招くときまでには、対象校だったら学生たちに
「既に3~4回会っているはずだ」という。
プリンストン大学学生のリ-さんは、クラスメートたちは説明会にただ出席するほかは特に何もしなくて済んだと話した。リーさん自身は
クレディ・スイスのアナリスト職の夏のインターンのオファーを受け入れたところだ。「この業界はコネが非常に重要だ」とリーさんは語った。
一方、ラトガース大の4年生で、同校の金融クラブ「リトル・インベストメントバンカーズ・オブ・ラトガース」(LIBOR)という組織の共同
プレジデントを務めるジェーソン・セオさんは、企業は対象校の「学生を積極的に探している」が、そうではない「われわれは積極的に
企業を探す」と話した。
(>>2以降に続く)