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【医療技術】超低出生体重児に透析治療、世界で初成功 ポーランド

【医療技術】超低出生体重児に透析治療、世界で初成功 ポーランド

【医療技術】超低出生体重児に透析治療、世界で初成功 ポーランド

掲載日:2015年4月10日
http://www.afpbb.com/articles/-/3045034

 ポーランドで体重820グラムの超低出生体重児として生まれた赤ちゃんが人工腎臓を使った治療により
一命を取りとめた。治療に当たった医師が9日、AFPに明らかにした。同様の治療での成功例としては、
世界最年少かつ最も小さい患者となったという。

 出産予定日より約15週早く生まれたカミルちゃんは、誕生数日後に臓器不全に陥り生死の境をさまよった。
病院によるとこの時点で、従来の治療法では命を救うことができないことが判明していたという。

 ポーランド南西部レグニツァ(Legnica)の病院で新生児集中治療を担当しているボイチェフ・コバリク
(Wojciech Kowalik)医師がAFPに語ったところによれば、カミルちゃんの腎臓には水が溜まり、むくみが
生じる「浮腫」の深刻な症状がみられたという。

 カミルちゃんの命を救うためには、人工腎臓に繋ぐことが唯一の方法とされたが、この治療法ではこれまで、
極端な早産で生まれた患者での成功例がなかった。

 通常、同様の治療方法は体重3キロ以上の新生児が対象となっていた。またレグニツァの病院では、
この治療が施された新生児10人のうち、効果があったのはそのうちの半数にとどまっていたという。(c)AFP

<画像>
透析治療で一命を取りとめたカミルちゃん。ポーランド南西部レグニツァの病院で(2015年3月26日撮影)。(c)AFP/PIOTR HAWALEJ
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/8/9/1024x/img_89761b7e380bf5aa9c8931b69e9bf983167231.jpg

ポーランド南西部レグニツァの病院でカミルちゃんを抱く母親(2015年3月26日撮影)。(c)AFP/PIOTR HAWALEJ
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/1024x/img_fc9fce336b667bfe450d1c492086eac0151319.jpg

<参照>
Luxemburger Wort – ‘World first’ for extreme premature baby dialysis in Poland
http://www.wort.lu/en/panorama/world-first-for-extreme-premature-baby-dialysis-in-poland-552683900c88b46a8ce5715a

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