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【栃木】「市の魅力を発信してもらい、ガイドの個性が生かせる形になれば」…真岡の魅力、市民が紹介、もおか観光コンシェルジュ[04/11]
真岡市の魅力を紹介する市民による案内人「もおか観光コンシェルジュ」は十二日、市内を七つのコースに分けて観光客らのガイドを
する催しを開く。市内で開かれている「真岡の一万本桜まつり」に合わせた企画で、文豪・有島武郎の名作「或(あ)る女」にゆかりのある
場所も案内。地元で養成されたガイドたちが、街の魅力を自ら発信する。 (後藤慎一)
観光コンシェルジュは、おもてなし術や人を引きつけるためのコミュニケーション術、郷土史の学習といった月二回の研修を受けた
市民が、昨年十月に本格デビュー。メンバーは、三十~七十代の会社員や主婦ら男女二十一人と幅広い。昨年十月にできた
久保記念観光文化交流館(同市荒町)の「観光まちづくりセンター」を拠点に、申し込みに応じてボランティアで観光客らを案内している。
市内を巡る六つのコースも、自分たちが得意とするところを話し合って手作りした。今回、小説「或る女」の主人公のモデルとされる女性が
暮らした金鈴(きんれい)荘を中心にした「久保記念観光文化交流館~岡部記念館『金鈴荘』ツアー」を新たに設け、計七コースに増やした。
金鈴荘は、木造二階建てで、一七・五畳の「あじさいの間」など和室九室や日本庭園を備え、二〇〇〇年に県の有形文化財に指定された
建物。このほか、既存のコースで人気の高い「真岡伝承ふれあいツアー」では、城下町として栄えた街の酒蔵などを歩く。
市観光協会の五十嵐千弥(ちひろ)さん(25)は「若者がガイドになり、小学生の見学にも対応できるようになれば」と期待。市商工観光課
の担当者は「市の魅力を発信してもらい、ガイドの個性が生かせる形になれば」としている。
ガイドは無料。当日は午前十時~午後二時に久保記念観光文化交流館で受け付け、随時出発する。コンシェルジュが分担し、
一~一時間半かけて各コースを案内する。複数コースの参加も可能。交流館で甘酒や桜スイーツ、桜柄の益子焼などの特別販売もある。
申し込みは当日も受け付けるが、予約などの問い合わせは市観光協会へ。
(※問い合わせ先省略。ソース元でご確認下さい)
ソース(東京新聞) http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150410/CK2015041002000200.html
写真=ガイドツアーをPRする五十嵐さん=真岡市で
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150410/images/PK2015041002100077_size0.jpg