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ろくでなし子さん、2ちゃんねるで「性器見せたがってる変な女」とバッシング。理解できなかった。見えてきたのは歪んだ社会の構図★4
わいせつなデータをメールで配信したなどとして、わいせつ電磁的記録頒布の罪などで起訴された芸術家
ろくでなし子さん(43)の初公判が4月15日、東京地裁で開かれる。表現活動として配布した
自らの女性器のデータが「わいせつ」とみなされた事件。バッシングにもさらされた女性芸術家は
タブーの背後に社会のゆがみを見る。
保釈後、米国とフランスのメディアから取材を受けた。「なぜ、女性の体の一部に過ぎない女性器が
わいせつ物になり、犯罪とされるのか」という質問に続けて、こう言われたという。
「日本は風俗産業が盛んで、男性向けの性的サービスがあふれている。
電車に乗れば、雑誌のつり広告にセックスの話題が書かれていて、インターネットで検索すれば
女性が犯されている画像が出てくる。こうしたものが野放しのまま、
性欲をかき立てるわけではない作品をつくったあなたが逮捕されるなんておかしな国だ」
もっともな意見だと思った。「なぜ逮捕されたのか、私も分かりません」と答えるしかなかった。
「わいせつ」とされたのは自分の性器のデジタルデータ。
3Dプリンタに入力すれば、女性器の造形物が出来上がるという作品だった。
「女性器は人が生まれてくる場所だからこそ大切にすべきなのに。そもそも、体の一部の呼称を口にすることが
なぜいやらしいことになるのか。なぜ女性自身が自分の体の一部の呼称を口にすることがはばかられるのか」
明確な理由はやはり思い浮かばなかった。
■虚 構
昨年12月、東京地裁で開かれた拘留理由開示公判に出廷し、意見陳述した。
人が生まれてくる場所だからこそ、むしろ大切にすべきだと思うこと。なのに、汚らわしいもののように扱われ、
覚えた怒りをバネに楽しく明るく作品を作ってきたこと。だから作品はかわいくデコレーションしたものや
iPhoneカバーやボートなど楽しく笑えるものばかりであること。
「ですから私の作品などを『わいせつ』と決めつける警察にとても驚きましたし、納得がいきません」
漫画家としてデビュー。「ノリで」性器を整形手術し、その体験を題材にした漫画を描いたのが始まりだった。
出版社に続編を依頼され、ネタの一つとして性器を型にとってみた。
デコレーションを加え、アートとして世に出した。
インターネットの掲示板2ちゃんねるで「頭がおかしい」「性器を見せたがっている変な女がいる」と
バッシングを受けた。なぜ、それほどたたかれなければならないのか理解できなかった。
思いをめぐらせ、見えてきたのはゆがんだ社会の構図だった。
「成人した女性が性について真面目に語ろうとするとふしだらと指を差される。
つくづく男性社会なのだと思った。結局は女性に性の知識を持ってほしくない。
男性がいつまでも優位に立ちたいのだろう」
男性に消費させる形のエロチシズムは許されるが、女性が主体となって性を語ることは許されない。
結果、大切であるはずの性の話自体が表に出にくくされてゆく。(以下省略)
【神奈川新聞】
http://www.kanaloco.jp/article/85984/cms_id/133094
都内で開かれたトークイベントで事件について語るろくでなし子さん=1月27日
http://i.imgur.com/VVGQhN1.jpg
★1の立った日時:2015/03/26(木) 22:46:59.96
前スレ http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1427476652/