仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「社是」と「社訓」の違い、説明できますか?
「経営理念はなぜ必要なのか?」「ブレない経営理念はどうつくるのか?」「経営理念を浸透させるにはどうしたらいいのか?」(「はじめに」より)
『経営理念の考え方・つくり方』(坂上仁志著、日本実業出版社)の著者は、上記のように思ったことがある人のために本書を執筆したのだそうです。つまり対象は中小企業の社長や、大企業内で経営理念の重要性を再認識したリーダー、これから起業しようとしている人など。そして、「経営理念って、よくわからない」という人も。ニッチなようで意外にターゲットは広そうです。
ただし経営理念について理解したいのなら、まずは基本的な部分から学ぶ必要があるでしょう。そこできょうは基礎の基礎というべき部分について記された第1部第1章「経営理念に関する誤解」から、いくつかを引き出してみたいと思います。
なんのために経営理念について知りたいのか?
経営理念について考えるときには、自分自身の考えをはっきりさせることが大切。別の言葉に置き換えると、「自分自身に問う」ことでもあると著者はいいます。それは、自分自身のなかにある「動機」を見つけるということ。そして経営理念について考えていくと、次のようなことがらに突き当たるそうです。
「なんのために経営理念を知りたいのか?」「なんのために経営をしているのか?」「なんのために働いているのか?」
つまり、他人が決めることでもなければ、「これが絶対に正しくて、これが絶対に間違っている」というものでもないということ。絶対の答えがない世界であり、自分で自分の答えを見つけ出さなければならないということ。そのときのヒントは、「なんのために」。つまり、その目的や動機に気をつけ、「理由の理由」を見つけ出すことが大切だというわけです。(8ページより)
売り上げを高めるために経営理念はあるのか?
著者が主催する経営理念セミナーで話を聞くと、積極的な経営者に限って「売り上げを高めるために経営理念をつくろうと思っています」というのだそうです。ただし、この考え方は間違ってはいないものの、少し誤解があるのだとか。しっかりとした経営理念がある会社は、業績がよい傾向があるものの、だからといって、経営理念をつくったから必ず売り上げがアップするわけではないということ。経営理念がある状態をつくるだけで、業績アップを期待しすぎない方がいいということです。
では、経営理念と業績に関係はあるのでしょうか? この問いに対して、著者は「YES」、関係があると断言しています。…