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なぜヘヴィメタルはゲームのサウンドトラックに適しているのか?
世の中すべての楽曲はメタルになれる…いやするべきです。
テレビゲームのサウンドトラックは、色んな形とスタイルで作られています。しかし、どういうわけか「ヘヴィメタル」はゲームに起用されることが少ないジャンル。では、ヘヴィメタルをゲームのサントラに使うとどうなるのでしょうか? 実際にヘヴィメタルなサウンドを起用しているゲームを見ていきましょう。
『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』には、スタティック-Xやアヴェンジド・セヴンフォールド、ディスターブド、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン、マストドンなどのヘヴィメタルバンドの楽曲が使用されており、スピーディーでエキサイティングなレースゲームと相性バツグンです。ゲームで運転する車を爆走させたい欲求が増すという効果もあることでしょう。
アメリカは実際のスポーツ会場(特にアイスホッケー)でメタルがよく流れることもあり、スポーツ系のゲームではメタルが採用されることがあります。
他にも、ヘヴィメタルが使われているゲームといえば『ブルータル・レジェンド』が強烈。チルドレン・オブ・ボドムにマイケル・シェンカー・グループ、モーターヘッドにジューダス・プリースト、オジー・オズボーンさんにスコーピオンズ、ブラック・サバスにマノウォー、テスタメントにメガデスにスレイヤー、アンスラックス、メタル・チャーチに……と、キリがありません。実に大量のヘヴィメタルの楽曲が起用されています。なお、日本では『ヘビーメタルサンダー』にSEX MACHINEGUNSが起用された例があります。
ちなみにですが、『ロックバンド』、『ギターヒーロー』、『ロックスミス』といった、ズバリ「ロック(と多少のメタル)」なゲームもありますが……こういった音楽ゲームでの起用はゲーム内のBGMとはちょっと違うので、ここでは扱いません。あしからず。
次に、8ビットと16ビットの時代を振り返ってみましょう。その昔、ゲームから流れてくるサウンドはチップチューンでした。いかなるジャンルの楽曲も等しくピコピコな音色になるわけですが、いくつかのゲームではメタル的なアレンジが施されていました。
たとえば、任天堂のレーシング・ゲーム『F-ZERO』。「MUTE CITY」と「BIG BLUE」のステージBGMを聞いてみましょう。
電子音ではありますが、メタルなギター・サウンドに脳内変換できます。…