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アフリカでニコン「COOLPIX P900」の実力を試す
普段の撮影はデジタル一眼レフで行っているが、このほどニコンから新たに発売された「COOLPIX P900」をアフリカで使う機会を得たので、今回はその性能を、“野生動物を撮るための道具”という観点からリポートしよう。細かなスペック等はカタログやニコンのWebサイトでご覧いただきたいと思う。
COOLPIXの名を冠している以上、P900はコンパクトデジカメという位置づけなのだが、見かけはレンズの取り外しができない一眼レフといった感じだ。重さはバッテリー、メモリーカード込みで899グラム。エントリークラスのデジタル一眼レフ、「D5500」(470グラム)に、キットレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」(490グラム)を付けたものが960グラムだから、これより少し軽い程度。それだけに一眼レフに慣れている身としては手に馴染みやすかった。
また、電子ビューファインダー(EVF)を備え、軍艦部にコマンドダイヤルと露出モードダイヤルを配置するなど、操作感も一眼レフのそれに近い。レンズ先端部に67ミリ径のフィルターネジが切ってあるのもありがたい。フィールドで使うカメラとしては、雨粒や砂埃、レンズの傷つき等を防ぐために保護フィルターは不可欠だからだ。
このカメラの最大の特徴は、何と言ってもそのズーム倍率だ。光学83倍というのは前代未聞であり、焦点距離は35ミリ判換算で、24ミリから2000ミリに相当するというとんでもないものである。しかも、テレ端でも開放F値が6.5と十分明るい。こんな超高倍率ズームは、画質面でかなり無理がでるだろうと思っていたが、私の予想はいい意味で裏切られた。
実際に使ってみると、全ズーム域において驚くほどシャープで良好な画質を実現しているのだ。EDレンズ5枚に加え、AF-S 80-400mm f/4.5-5.6Gなど一部のレンズにのみ採用されているスーパーEDレンズを採用しているためだろう。コンデジにしてはずいぶんと贅沢なレンズ構成である。
では、光学ズーム域の端から端までは、どれくらいの差があるのか、次の写真2点を見てもらいたい。上は川辺でくつろぐライオンの群れを、ワイド端(24ミリ相当)で撮影したものだ。そして画面中央部の、黄色っぽい点のように見える座り込んだライオンを同じ場所からテレ端(2000ミリ相当)で撮影したものが下の画像だ。…