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ザッカーバーグ氏が今年もMWCで講演 「Internet.org」への協力をオペレーターに呼びかけ
スペイン・バルセロナで開幕した「Mobile World Congress 2015」。初日の3月2日夕方(現地時間)に行われた基調講演には、米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOが登場。聴衆のオペレーター(通信事業者)に気を使いながら、途上国にネットアクセスを広げる「Internet.org」の取り組みについて協力を呼びかけ、同社が買収した無料メッセージアプリ「WhatsApp」への懸念に応えた。
ザッカーバーグ氏がMWCの基調講演に登壇するのは2年連続。初登場の2014年は対談形式だったのに対し、今年は1時間弱の講演時間を前半と後半に分け、まず米Wired誌のジェシ・ヘンペル氏と対談、その後オペレーター3社を招いての対談という形式をとった。メインのテーマは昨年に引き続き、Facebookが中心となって進めるInternet.orgだ。
Internet.orgは、2013年にFacebookがEricsson、Qualcommらと開始したプロジェクトで、途上国などインターネット環境が普及していない地域で無線を利用したネット利用を促進する――というもの。価格、効率のよいデータネットワーク技術、オペレーターなど業界との協業によるビジネスモデル確立、の3つにフォーカスしている。
MWC2014でザッカーバーグ氏は、無線技術をエンドユーザーに提供するオペレーターに向かって協業を呼びかけた。それから1年、ザッカーバーグ氏は成果として、アフリカ4カ国、コロンビア、インドの合計6カ国で「Internet.org」アプリの提供にこぎつけた、と報告した。Internet.orgアプリは、Facebook、ニュース、健康、ローカル情報などの「基本的なサービス」を提供するもので、アクセスに必要なデータ通信は基本的に無料。インターネットの世界を知ってもらうことで、ネット利用に料金を払う価値があることを実感してもらうというのが最大の目的だ。
米Googleも気球を利用してネットアクセスを提供する「Project Loon」など、インターネット人口を増やす取り組みを進めている。「(Googleと)協力する可能性は?」との問いに対しザッカーバーグ氏は、ザンビアではInternet.orgアプリでGoogle検索が使えることを紹介し「もっと協力したい」と述べた。だが、「報道は、(無線通信インフラを提供する)気球や衛星などについて書きたがるが、これらはほんの脇役にすぎない」と続けた。…