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ビクセン、5月21日の金環日食で所沢市の小中学校に「日食グラス」を寄附
2012年5月21日(月)に、東京近辺としては173年ぶりに金環日食が観られる。
所沢市では今回の金環日食の、食の最大が午前7時34分頃と小中学生の通学時間にあたることから、市内の小中学校の校庭を会場として、通学する小中学生のための金環日食観察会を企画している。
これは、通学・通勤時間帯のため家族での観望も難しいといったことが考えられる中で、金環日食という貴重な機会を「市内の小中学校に通学するすべての子どもたちが、金環日食を観察する機会に恵まれるように」というのが開催趣旨となっており、今後、各学校において観察会の開催計画が検討される予定。
太陽観察用「日食グラス」
所沢市に本社のある総合光学機器メーカーのビクセンは、この観察会の趣旨に賛同し、太陽観察用の「日食グラス」2350枚(約350万円相当)を同市に寄附したことをこのほど発表した。あわせて、同市の教員を対象とした事前の「日食観察方法講習会」にも協力するとしている。
ビクセンの「日食グラス」は、安全性を考慮したものとなっており、2009年の皆既日食の際には、世界天文年2009日本委員会推奨の太陽観察用グラスにも認定されている。
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