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マイコンからロボットまで組み込み技術が一堂に集結
5月16~18日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて、組み込みシステム開発に必要なハードウェアやソフトウェア、開発環境などに関する展示会「第10回 組込みシステム開発技術展」(ESEC)が開催された。主催はリード エグジビション ジャパン。
会場内のようす – 会場内はハードウェア、開発ツール、ソフトウェア、設計支援ツールなど幅広く製品が集合していた
ESECと同時に、「第16回 ソフトウェア開発環境展」「第12回 データウェアハウス & CRM EXPO」「第9回 データストレージEXPO」「第4回 情報セキュリティEXPO」「第2回 RFIDソリューションEXPO」「第1回 ダイレクト マーケティングEXPO」「Web2.0マーケティング フェア」の各展示会も開催され、合わせて過去最多となる1,381の企業や団体が出展、3日間で110,626人が来場する大規模なイベントとなった。
会場は初日の午前中から最終日の午後まで大勢の来場者で賑わい、組み込み技術に関するさまざまな製品やサービス、技術が展示された。
Windows Embedded CE 6.0対応の「Armadillo-500」
マイクロソフトのブース内では、同社の新しい組み込みOSである「Windows Embedded CE 6.0」に対応した製品が多数、展示された。特にアットマークテクノの「Armadillo-500」のWindows Embedded CE 6.0対応版である「WA5501-AD00-60」は来場者からの注目も高かった。
WA5501-AD00-60のデモ。HDDではなく、コンパクトフラッシュからブートしている。ESECの段階ではデバイスドライバの開発(チューニング)が間に合わず、モニタの表示がまだ荒かった
WA5501-AD00-60には、ARM11をコアとしたフリースケール・セミコンダクタ製のプロセッサ「i.MX31L」が搭載されたCPUボードやベースボード、Windows Embedded CE 6.0の評価版、デバイスドライバやミドルウェアを含むBSP(ボードサポートパッケージ)を収録したCD-ROMが含まれている。また、1ヶ月間無償で技術サポートを受けることができるという。
なお、OS実装やデバイスドライバの開発などは、横河ディジタルコンピュータ行った