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日本科学未来館の新展示を見る(3)

日本科学未来館の新展示を見る(3)  

 日本科学未来館では2011年8月下旬から9月上旬にかけて、3階の常設展示を新規オープンしたほか、既存の展示の一部入れ替えを実施し、リニューアルした。3回目、最後のレポートとなる今回は、新規常設展示の「2050年くらしのかたち」と「アナグラのうた~消えた博士と残された装置~」に続き、9月7日より一部の展示が入れ替えられた3階「情報科学技術と社会」エリアの「メディアラボ」の第9期展示「もんもとすむいえ」を紹介する(画像1)。

 画像1。メディアラボは、3階のエントランスから入って右手にある。個展形式でアーティストや研究者の作品を展示している、日本科学未来館の中で少し変わった常設展示だ

 メディアラボは、筑波大学の岩田洋夫教授が中心となって提唱している、日本発の科学や技術と芸術が結びついた「デバイスアート」を題材にした常設展示だ。デバイスアートとは、「部品や技術、ツールを隠さず、それらも含めてコンテンツとする」、「デバイスやガジェットの形で日常生活の中に入っていく」、「発想の背後に、日本的な感性とものづくりの伝統がある」の3つが特徴で、世界的にも注目を集めている分野だ。

 メディアラボでは、そうしたデバイスアートの第一人者の作品を、個展形式で期間を限定して公開しており、第9期は6月11日からスタート(2011年12月27日まで公開)。今回は、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業が支援するプロジェクトの1つである「ERATO五十嵐デザインインタフェースプロジェクト」(研究総括者:東京大学大学院 情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻の五十嵐健夫教授)による作品を楽しめるようになっている。

 第9期展示は、「童話のこびとのような妖精的存在〈もんも〉が、さまざまな機械に取り付いて、我々の生活を助けてくれる」といったコンセプトでデザインされている。JST ERATO五十嵐デザインインタフェースプロジェクトの手がけた作品らしく、まるで妖精が助けてくれているかのような、直感的で扱いやすかったり、面白かったりするさまざまな機器のインタフェースの展示という具合だ。現在楽しめるのは、前期後期通して展示されている5作品と、入れ替わって後期から展示されている2作品の計7作品。

 なお、〈もんも〉は一見するとカラフルな「まっくろくろすけ」のような感じのかわいい姿をしている。そんな〈もんも〉たちが作品に取り付いていて、来場者が操作するのを助けてくれているというわけだ。ちなみに、さまざまなところにいるので、お子さんと訪ねた時は一緒に探してみるのもあり。

 画像2。〈もんも〉たち。子どもたちはもちろん、大人の女性たちも見ればかわいいと感じること必至のデザイン。こんな精霊(?)、一家に何匹かほしい!?

 作品の中で、個人的にシステム一式ほしいと思ってしまったのが、インテリアや照明と一体となったホームシアターシステムのような高級AVシステムの「テーブルもんも -CRISTAL-」(画像3)。テーブルそのものがタッチパネルになっていて、そこにその部屋を俯瞰した映像が映されており、テレビの電源のオン・オフはもちろん、DVDなどのソフトの選択と再生、照明の明るさの調節、デジタルフォトフレームで表示する画像の選択などをすべて行えて、とても便利(画像4)。操作はドラッグ&ドロップや、スマートフォンでお馴染みのフリックなどで行う、いわゆる直感的なインタフェース。数十年先の一般家庭の居間はこんな感じ、と思わせてくれる作品だ。

 画像3。DVDプレーヤー、モニタ、スピーカ、デジタルフォトフレーム、照明などをすべてテーブルでコントロール可能な「テーブルもんも -CRISTAL-」

 画像4。その操作用のテーブル。テーブル表面がタッチパネル式のモニタになっていて、モニタや照明なすべてここでコントロールできてしまう

 また、「風もんも-AirSketcher-」も個人的にほしい作品。表と裏に○と×が描かれいている杖(というほど細くないのだが)を手に持ってそれをかざすことで(画像5)、扇風機の風の向きをコントロールしてくれるというもの。扇風機にカメラが○(ここに向けて)や×(ここは風を寄越さないで)をターゲットマーカーとして追いかける仕組みで、風量の強弱も機械的な仕組みの一切ない別のコントローラで操作する(画像6)。○を向けると、それをずっと追いかけてきてくれるのだが、その動きが生き物的でちょっと面白いというか、かわいい。

 画像5。こちら側には×が見えているが、扇風機側には○があるので、そこに首を向けて風を送ってくれる「風もんも-AirSketcher-」。○をずっと追いかけてくれるので、その動き方が何か生き物的な感じがする

 画像6。風量の強弱などのコントローラ。つまみの裏側に斜めの線が入っているので、扇風機のカメラから見てどの角度かで風量の強弱などの設定がわかる仕組み

 「時間もんも -CastOven-」(画像7)は料理を電子レンジで温める際に、じーっと待っているのはもったいないからということで、温めるのに必要な時間と同じ縮尺の動画をモニタ(電子レンジのトビラのガラス部分がモニタになっている)に表示するというもの。リビングのモニタで見ていた映画の続きなどを再生するという使い方もありそう。

 画像7。「時間もんも -CastOven-」。生活の中の待ち時間を有効に使おうというコンセプトで、料理をチンする間に、それと等しい時間の動画を探し出して流してくれるというものだ。ちなみに、レンジのドアはちゃんと開く

 料理系では、「配膳もんも -Snappy-」(画像8)も欲しがる人が多いはず。テーブル上で活躍してくれる〈もんも〉で、ロボットが文字通り配膳をしてくれたり、後片付けをしてくれたりする(画像9)。お皿などの並べ方は最初の1回目だけはお手本として写真を撮ってみせてやる必要があるものの、主婦(夫)にとって労力を減らせてとても便利ではないだろうか。

 画像8。「配膳もんも -Snappy-」の全景。手前の配膳用ロボットも動きそうだが、これは飾り。実際に活躍してくれるのは奥のキッチン上にいる車両型のロボット

 画像9。指定された位置に並べるため、奮闘中のロボット。ロボットの指示はタッチパネルで行う

 「タッチもんも -TouchMe-」は、タッチパネル上のロボットに指示を出すと(画像10)、すぐ横の実際のロボットもその通りに動くというもの(画像11)。画面は実際のロボットを撮影していて、AR技術で動かせる方向の矢印などが重ねられて表示されている。操作方法は子どもでも扱えるように直感的なものになっており、前後の移動、左右の回転、ロボットハンドの上下や開閉を簡単に行える。

 画像10。「タッチもんも -TouchMe-」の画面。実際に撮影した映像にAR技術で矢印などを重ねて表示している

 画像11。実際のロボットのいるフィールド。タッチパネルの映像はここを上から撮影したものだ。ロボットは指示した通りにリアルタイムで動作する

 そしてここからが、後期になって新たに登場した作品だ。「カードもんも -Magic Cards -」は、お掃除ロボットに〈もんも〉がくっついているという設定で(画像12)、床に置かれたカードの指示を読み取り(画像13)、掃除や片付けを指示通りにしてくれるというものだ。さすがに散らかりまくった部屋を片付けてもらうというのは無理っぽいが、指示の通りに動いてくれるのは便利である。

 画像12。お掃除ロボットに指示を出せる「カードもんも -Magic Cards-」。高機能型のお掃除ロボットなら、いろいろと設定できるが、そういうのが苦手という人も多いはず。でも、カードを置くだけなら簡単

 画像13。「カードもんも -Magic Cards-」で利用するカード

 そして「スイッチもんも-Push-pin-」は、制御盤にピンを差し込むことで、さまざまな機器を自由に操作できるという作品。制御盤には、「スイッチ」、「スライダー」、「タイマー」、「タッチセンサー」の4種類があり、その横にはそれぞれピンの差し込み口がある。そこに「ルームランプ」や「たくじょうらいと」、「せんぷうき」、「テレビ」の4種類のカードがあるので、それに付属しているピンを差し込むと、その家電や照明をコントロールできるようになるというわけだ。ルームランプの明るさを調整したい時はスイッチに差すのではなく、スライダーに差し込めば、微調整が可能。扇風機のスイッチを一定時間後に入れたいといった時はタイマーに差し込むという具合だ。

 画像14。「スイッチもんも-Push-pin-」。使いたい家電のカードのピンを「スイッチ」などの差し込み口に差して使う。実用的かどうかは「?」が付くところだが、面白い試みではある

 画像15。カードに情報が入っているのではなく、実はピンにデータが入っている。少し意表を突かれる仕組み

 以上、家の中がこんな風になっていれば、生活が便利になること間違いなしという展示なのが、第9期の特徴。既存の技術だってうまく利用すれば、かつて想像されていたような便利な未来の生活に近いものがもう実現してしまうのである。というか、製品化も可能そうな作品もいくつかあるので、ぜひ大手家電メーカーやAV機器メーカーの方には一度視察してもらいたいと思うほどだ。

 それから、メディアラボ第2期から第8期までの展示の代表的な作品も、すぐ向かい側にある常設展示「零壱庵」で見られる。こちらも第9期と同様に6月11日にオープンし、八谷和彦氏、クワクボリョウタ氏、明和電機の土佐信道氏、本物の光学迷彩(SF作品で登場するものとは原理が異なる)を作ったことで知られる慶應義塾大学の稲見昌彦教授らの作品が展示されているので、セットで見ることをオススメする。

 画像16。稲見教授の作品「光学迷彩」。一見するとレインコートだが、表面には再帰性反射材(必ず入射したのと同じ角度で光が反射する屈折2.0のガラス玉)がすき間なく塗布されているので、特定の角度から見ると、右の画像のように透明になる

 画像17。手前の望遠鏡のようなのぞき窓から見ると、ご覧の通り、あたかも透明になったかのようになる。かいつまんで種明かしをすると、レインコートに背景と同じ映像が投影されており、特定の角度から見るとその映像がちょうど見えるので、まるで透明になったかのように見えるという仕組み

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