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美しすぎるアルミユニボディを継承した「HTC One M9」の質感に触れる
台湾HTCは、スペイン・バルセロナで開催中のモバイル関連見本市「Mobile World Congress 2015」の同社ブースで、Android搭載の新モデル「HTC One M9」を展示した。アジアを中心に3月中旬に発売する予定だ。会場の説明員は日本での発売は明言しなかったものの、旧モデルが得た実績や人気を考えると期待してもよさそうだ。
HTC One M9はシリーズを象徴するアルミユニボディを継承しており、背面のラウンドフォルムと相まってそのしっとりとした質感でしっかりと手になじむ。カラーはガンメタルグレイ、シルバー、ゴールド、ピンクの4色で、中でもシルバーはゴールドを縁取ったツートーンカラーになっており、より洗練された印象を与える。
メインカメラは「UltraPixel」(少ない画素数でも画素を大きくすることで感度を上げるHTCの独自技術)を廃止して有効画素数を2000万に引き上げた。その代わり、インカメラのほうへ暗所に強い400万画素UltraPixelを採用。カメラ回りでは、各社がこぞってセルフィーを重視する傾向がみてとれる。そのほか、端末前面のステレオスピーカー「BoomSound」はDolby Audio Surround 5.1をサポートする。プロセッサにクアルコムの「Snapdragon 810」(2GHz/オクタコア)を採用したことにも注目したい。
●スマホ以外にも注力 さまざまな用途が考えられる国内未発売の小型カメラも
HTC One M9と同時発表されたGPS内蔵のフィットネス向けトラッキング端末「HTC Grip」はショーケース内での展示のみ。2015年春の発売予定だが、日本での販売は予定していない。合わせて、ゲームメーカーValveと共同開発したバーチャルリアリティ(VR)HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の「HTC Vive」も展示。先行するOculus Riftとどう差別化していくのか今後の展開に注目だ。
同じく日本での発売予定はないものの、すでに米国や台湾で発売済みの「RE Camera」(リ・カメラ)も多数展示されていた。先が曲がった手のひらサイズの小型カメラで写真や動画を撮影でき、iOS/Android用アプリを使ってスマホやタブレットと連携できる。本体にグリップセンサーを内蔵しており、本体上部のちょうど親指が当たる部分に撮影ボタンを配置。…