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MS社長交代の狙いと舞台ウラ
「マイクロソフトはCEOにサティア・ナデラが就任して変革を加速させている。日本マイクロソフトも世代交代が必要なタイミングだ――」
既報の通り、日本マイクロソフトは3月2日、7月1日付で代表執行役社長の樋口泰行氏が代表執行役 会長に、執行役 専務 マーケティング&オペレーションズ担当の平野拓也氏が代表執行役 社長に就任する人事を発表。同日行われた記者会見で、社長交代の理由について樋口氏はこのように述べた。
2015年3月末で樋口氏が社長に就任してから丸7年となる。新社長となる平野氏は44歳。現在57歳を迎える樋口氏と比べると10歳以上も“若返る”ことになる。樋口氏は「人格的にも実力的にも、そして熱意やグローバル経験といった点でも、新しいリーダーにふさわしい人材。フレッシュなリーダーシップで、さらに変革を進めてもらいたい」と平野氏に期待を寄せる。
●社長交代は「入念な計画があった」
今回の人事を平野氏に伝えたのは「2~3週間ほど前」(樋口氏)とのことだが、次期社長に平野氏を選ぶ構想は数年前からあったという。
発表会では、樋口氏が「外資系の企業は、突然トップがいなくなったり、空位で続けるといったケースも散見されるが、当社は入念に社長交代の準備を進めてきた」とアピール。平野氏は2005年8月にマイクロソフトに入社後、執行役 常務 エンタープライズサービス担当やエンタープライズビジネス担当、執行役 専務 マーケティング&オペレーションズ担当、東ヨーロッパ地区のゼネラルマネージャーなどの要職を務めてきた。
マイクロソフト インターナショナル プレジデントのジャンフィリップ クルトワ氏も「マーケティングオペレーション、エンタープライズ、多国間ビジネスなど、海外事業も含めて主要なビジネスを一通り経験させてきた。彼ならモバイルファースト、クラウドファーストを進め、日本マイクロソフトの素晴らしい実績を続けられるだろう」と太鼓判を押した。
会長職になる樋口氏は今後、対外活動を中心に動き社長を補佐するという。「古川氏が会長に就いていた時期もあったが、最近は長いこと空位だった。1人で社内外すべての業務を行うのは大変だ。特に日本はクライアントとの関係性が重要になる国。今後はトップ営業や財界、政府への影響力向上に努め、オリンピックなど社会貢献事業を進める予定だ」(樋口氏)
●「臆することなく改革を進めていく」
樋口氏から“たすき”を受け取る平野氏は「樋口が社長に着任してから、事業や社名変更、社員の働きがい向上、クラウドの推進など数多くの変革を行い、会社は大きく成長した。…