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聴障者とのコミュニケーションをサポート!「こえとら」にAndroid版
iOS版につづくAndroid版登場!文字と音声で簡単コミュニケーション独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)は25日、聴障者支援アプリの「こえとら」を株式会社フィートに技術移転したことを発表、あわせて同社がサービスの提供を開始し、Android版もリリースしたことを明らかにした。聴障者と健聴者のコミュニケーションをサポートする。
「こえとら」は、NICTの研究成果によって開発されたアプリで、多様な表現に対しても高速かつ高精度に音声を認識し、人間の声に近く聞き取りやすい音声を合成することを実現する、高精度音声認識技術および高品質音声合成技術を用いて生み出された。これまでにiOS版が試験公開されており、聾学校や企業の協力のもと、改良を重ねてきていたという。
聴障者にとって、健聴者とのコミュニケーション手段は主に手話や筆談に限られているが、手話を使える人は少なく、手話通訳者を介してやり取りしなければならなかったり、筆談ではやり取りが煩雑すぎて、十分にコミュニケーションがとれなかったりといった問題がある。
「こえとら」は、こうした課題を解決するためのコミュニケーション支援アプリで、聴障者が手話を使えない健聴者との間で、文字と音声を互いに変換し合うことで、スムーズにやり取りが行えるようにするものとなっている。
ネットを介したチャット機能なども追加今回、Android版もリリースされ、より幅広いシーンで利用可能となった。使用頻度の高い文は定型文として登録されているほか、ユーザー自身がよく使う文を追加登録することも可能で、これを用いれば、さらに簡単に素早く文字入力が行える。文字だけでなく、絵や地図を使って情報を提示することも可能なため、的確に伝えやすく、コミュニケーションの幅が広がるといえるだろう。
Android版公開に合わせ、新機能として、インターネットを介し、複数の端末を接続してチャットを行うこともできるようになった。この新機能は、近日中にiOS版にも実装される。
また災害時などの非常時に、ネットワーク接続が行えない状態でも、制限された語彙のなかでの音声入力と入力した文字の音声再生が可能となっており、こちらは現在iOS版では利用できるが、Android版は未対応となっている。対応は近日中にもなされ、提供開始となるそうだ。
なおNICTでは、健聴者を対象として、店舗や窓口などで聴障者と円滑にコミュニケーションできるよう開発した「SpeechCanvas」もiPad向けアプリとして公開しており、こちらも合わせて機能拡張を行いながら、聴障者と健聴者の双方に利便性をもたらすアプリ開発を推進したいとしている。
(画像はプレスリリースより)
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