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<理研>浜田・新センター長「不正防止で透明性を高くする」
◇神戸の多細胞システム形成研究センター
STAP細胞問題の舞台となった理化学研究所多細胞システム形成研究センター(旧発生・再生科学総合研究センター、神戸市)の新センター長に1日就任する浜田博司・大阪大特別教授(64)が31日、センターで記者会見した。「研究不正が二度と起こらないよう、透明性を高くする」と抱負を語った。
【理研関係者の処分一覧】
2006年からセンターの外部評価委員を務めていた。STAP細胞問題発覚後、センターの若手研究者から聞き取りをしており、センター長を引き受けた理由を「(若手が)非常にポジティブ(前向き)に将来を見ていた」と述べた。「内外の多くの人の声を聞き、改革を進めたい」と話した。
理研は昨年8月に発表した研究不正再発防止の行動計画に基づき、センターを縮小、再編して竹市雅俊センター長を11月で退任させていた。浜田氏は香川県出身。哺乳類の左右非対称の体が作られる仕組みの解明に取り組み、大阪科学賞や慶応医学賞などを受賞した。任期は3年の見込み。【斎藤広子】
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