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<17歳暴行遺棄致死>高3逮捕 酒飲み川に落とし岸放置
◇遺体発見は2週間後 死因は溺死
横浜市鶴見区の鶴見川河川敷で昨年12月、飲酒した同区の調理師専門学校生、山口亘(わたる)さん(17)を暴行し、その場に放置して死なせたとして、神奈川県警少年捜査課は11日、いずれも同区に住む17歳の男子高校生3人を暴行と保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。同課によると、山口さんの遺体は放置されてから2週間後に近くの川の中で発見され、死因は溺死だった。山口さんは放置された直後に自力で起き上がり、川に転落して溺れたとみられる。4人の間にトラブルやいじめは確認されていないというが、同課は3人が酒を飲んで暴行をエスカレートさせた可能性もあるとみて調べる。【大場弘行、松浦吉剛】
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逮捕された3人は、同市内の私立高3年の2人(当時2年、16歳)と県立高3年(同2年)の1人。逮捕容疑は昨年12月23日午前0時~6時40分ごろ、同区市場下町の鶴見川河川敷で、山口さんと一緒に酒を飲み、寝込んだところを殴るなどしたほか、川に落としては引き上げる行為を繰り返し、その場に放置したとしている。交友関係の捜査から3人が浮上し、いずれも容疑を認めているという。
同課によると、4人は中学の同級生。事件前日の22日夜に現場近くのコンビニ店で焼酎やウオッカ、ビールを購入し、鶴見川橋の下の河川敷で酒を飲み始めたという。
調べに対し、逮捕された3人は「(『お題』に沿う答えを、その場の人たちが順に答えていく)『山手線ゲーム』などに負けると一気飲みする遊びをした。山口さんは負け続け、相当の量を飲んだ」と説明。私立高の少年の1人は「起こすために最初は顔や頭をたたいたり、体を揺すったりしたが、そのうち足蹴りしたり、川に顔をつけたり、川に落としたりした」と供述したという。
23日朝になり、この私立高生が「(放置は)やばいんじゃないの? 救急車を呼ぼうか」と提案したが、もう1人の私立高生が「飲酒がばれる」と反対し、同橋の下で、川面から2.7メートル離れたコンクリート上に放置したという。
同日午前6~7時の気温は3.7~3.8度で、少年捜査課は衣服がぬれた状態で放置された山口さんが低体温症となり意識がもうろうとして川に転落したとみている。
近所の男性(69)は昨年暮れ、鶴見川橋の下で大きな笑い声を上げて騒ぐ少年たちを見かけたといい、「飲酒している雰囲気だった。今の若者は注意しても聞かないし、逆に何をされるか分からないから怖い」などと話した。