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2013年の世界半導体市場は前年比4.4%増となる見込み
半導体市場の統計をまとめている業界団体WSTS(World Semiconductor Trade Statistics)の日本支部であるWSTS日本協議会は12月3日、世界半導体市場の予測値を発表した。
世界の半導体市場の動向を見ると、2012年は世界経済の停滞やPCなどの販売不振により、前年比2.7%減の2916億ドルとなった。これは、2010年と2011年の市場規模を若干下回るものだった。2013年は、製品ごとの多少の差はあるものの、世界全体では比較的堅調で、前年比4.4%増の3043億ドル(約29兆6100億円:1ドル=97.3円換算)と回復すると見られる。
その後は、景気の緩やかな回復とともに電子機器市場の安定成長が見込まれ、2014年は4.1%増、2015年は3.4%増と緩やかな成長を継続する模様。この結果、2012年~2015年の年平均成長率は3.9%となり、2015年の市場規模は3273億ドルになるとしている。
世界半導体市場の実績と予測
製品別で見ると、2013年は、ディスクリートが前年比4.8%減の182億ドル、オプトが前年比4.9%増の275億ドル、センサが前年比0.7%減の80億ドル、全体では前年比5.2%増の2507億ドルになると予測している。ICの製品別予測では、メモリが前年比18.1%増、マイクロが前年比2.6%減、ロジックが前年比3.8%増、アナログが前年比1.5%増になるとした。
2014年は、ディスクリートが前年比5.7%増の193億ドル、オプトが前年比7.4%増の295億ドル、センサが前年比4.6%増の83億ドル、IC全体では前年比3.5%増の2596億ドルになると予測した。ICの製品別予測は、メモリが前年比0.5%増、マイクロが前年比1.5%増、ロジックが前年比6.8%増、アナログが前年比4.7%増になるとしている。
日本市場は、2012年は世界経済の停滞と円高などの影響により、前年比4.2%減の約3兆2700億円となった。2013年は、円安による好調な輸出などを背景に、前年比4.3%増の約3兆4100億円(ドルベースでは14.5%減)となる見込み。その後、2014年は前年比5.6%増の約3兆6100億円、2015年は前年比2.2%増の約3兆6900億円となり、2012年~2015年の年平均成長率は4.0%になると予測した。
製品別市場実績と予測
ICの製品別市場実績と予測