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Cypress、宇宙分野向けRad-Hard SRAMがQMLクラスV認証を取得したことを発表
Cypress Semiconductorは、Rad-Hard(放射線耐性を強化した製品)の72Mbit Quad Data Rate II+(QDR-II+) SRAMおよび4Mbit高速非同期SRAMが、航空宇宙グレードIC向けの品質と信頼性における最も高い基準であるQualified Manufacturers ListのクラスVおよびQの要件を達成したと発表した。
72Mbit QDR-II+ SRAMは、データの読み書きを同時に行う機能を利用して、最大36Gbpsのスループット性能を提供し、FPGAと組み合わせることで、宇宙空間にあっても衛星の再プログラムを可能とする。
また、独自のRadStopテクノロジを採用することで、最大300kradの放射線を浴びても妥協のない性能を発揮することが可能だという。
一方の4MbitのRad-Hardデバイスは90nmプロセスを採用し、アクセス時間は85℃で10ns、125℃で12nsで、同じくRadStopテクノロジの採用により125℃までの温度でシングルイベントラッチアップ耐性とシングルイベント機能割り込み耐性を提供するという。
なお、72Mbit放射線硬化QDR-II+ SRAMは、165カラム・グリッド・アレイ(CGA)パッケージでバス幅、バースト数の違いによって4品種が提供され、4Mbit高速非同期SRAMは、36ピンセラミックフラットパッケージで提供されるという。
Rad-Hard 72Mbit Quad QDR-II+ SRAMおよび4Mbit高速非同期SRAMのパッケージイメージ
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