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TI、タブレット/PCなど向けに4K2Kに対応するインタフェースICを発表
Texas Instruments(TI)は12月5日、グラフィックスプロセッサとembedded DisplayPort(eDP)パネル間にMIPI DSIブリッジを提供するインタフェースIC「SN65DSI86」を発表した。
同製品は、eDPに最適なMIPI DSIブリッジであり、フレームレート60fpsで色深度18bpp、解像度4096×2160画素に対応したLCDパネルをサポート。また、奇数/偶数または左/右構成、フレームレート120fpsで1920×1200画素(WXUGA)に対応する3D解像度(24bpp)もサポートしている。広範なパネル解像度と分解能をサポートし、設計自由度の向上に寄与する。
2チャネル、4本のMIPI DSIレーンは、1.5Gbpsのデータレートをサポートし、最大12Gbpsの入力帯域幅と高データスループットを提供する。eDPバージョン1.4と互換性があり、最大5.4Gbps HBR2までの7種類のデータレートをサポートし、デバイスとLCDパネルを接続する信号配線とプリント基板配線の省線化を実現する。
さらに、消費電力はアクティブ時に200mW未満、サスペンド時に30mW、シャットダウン時に3mWで、システムの電池使用時間を延長する。この他、レシーバのイコライゼーション機能、トランスミッタの選択可能なデエンファシス機能に加え、出力振幅機能により、部品配置の自由度を向上できる。同時に、グラフィックスプロセッサと同製品との間の基板配線長と、インタフェースICからLCDパネルまでのケーブル長を延長できる。
なお、パッケージは5mm角の64ピンPBGA。価格は1000個受注時で5.61ドル。また、同製品を採用する場合に、製品開発期間を短縮できるIBISモデル、DSI tunerソフトウェア、ハードウェアインプリメンテーションガイドなどのツールとサポートを提供している。
TIのMIPI DSIブリッジインタフェースIC「SN65DSI86」