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西日本鉄道で18年ぶりの新駅開業
西日本鉄道は3月27日、天神大牟田線の西鉄二日市駅と朝倉街道駅の間に「紫駅」を開業する。7両編成対応の相対式ホームを設置し、上下線別に駅舎を設け、西口、東口とする。東西どちらにも自動券売機、自動改札機、男女個別トイレ、多目的トイレ、自転車・バイク駐輪場を用意する。同社の新駅設置は18年ぶりとのこと。
紫駅の完成予想図
紫駅は西鉄二日市駅から890m、朝倉街道駅から1,550mの地点に設置する。停車する列車は普通列車のみで、平日は204本、土日祝日は185本が発着する。乗降人員は1日あたり約6,600人を見込む。紫駅は西鉄二日市駅と筑紫野市東部を結ぶ路線バスの「二日市中学校前」停留所と近接しており、筑紫野市東部から福岡都心へのアクセスが便利になるという。
紫駅の位置図。JR鹿児島本線の二日市駅からは約350mの道のりとなり、西鉄二日市駅よりも近くなる
同社は紫駅開業に合わせて天神大牟田線のダイヤ改正を実施する。平日は朝の通勤時間帯に、久留米駅発、西鉄福岡(天神)行き上り急行列車を1本増発し、急行の運行頻度を約7分~16分間隔から約6分~10分間隔に短縮する。また、現行の快速急行列車下り3本を急行列車に変更し、下大利・春日原の両駅に停車する。さらに21:00以降の夜間の西鉄福岡(天神)駅発、柳川行き下りの急行列車3本を一部各駅停車から全区間急行列車に変更する。急行停車駅で普通列車と接続させて、久留米以南の到達時分の短縮を図るという。
土日と祝日は始発~9:00までの上り普通列車2本を急行列車に格上げする。また、平日と同様に21:00以降の夜間の西鉄福岡(天神)駅発、柳川行き下りの急行列車2本を一部各駅停車から全区間急行列車に変更し、急行停車駅で普通列車と接続させる。久留米以南の到達時分の短縮を図るという。
なお、天神大牟田線では春日原 – 下大利間で高架化工事を実施しており、その影響を考慮して、西鉄福岡(天神) – 大牟田間の所要時間が最大2分程度増えるという。