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TI、産業用アプリケーション向けに「OMAP5432」搭載評価モジュールを発表
Texas Instruments(TI)は、スピーディなプラットフォーム評価や製品開発に向け、ARM Cortex-A15 MPCore(1.5GHz駆動)デュアルコアプロセッサ「OMAP5432」搭載EVM(評価モジュール)を発表した。
同モジュールは、HMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)、PDT(ポータブル・データ端末)、デジタルサイネージおよび医療用モニタリング用などをはじめとした、低消費電力と高性能プロセッシング、およびグラフィクス機能を必要とする各種アプリケーション用途の評価および性能試験向けに提供されるもので、Ethernet、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、オーディオI/OおよびSATAをはじめとした主要なインタフェースのほか、複数のディスプレイおよび外付けのカメラなどを拡張ポートにて簡単に接続することが可能となっている。
また、電力管理および温度管理のフレームワークも提供されることから、幅広いアプリケーションにおいて、ファンレス条件下での動作を実現する。
さらに、同モジュールは、専用に設計されたパワーマネジメントIC(PMIC)「TWL6037」とオーディオ・コーデック「TWL6040」を搭載しているほか、カスタマ各社向けに評価用途に利用可能な、Android、Green Hills Software、 LinuxおよびQNXをはじめとした主要なハイレベルOSとリアルタイムOSを、ダウンロード可能な型式で供給している。
なお、同モジュールはすでにSVTronicsより、329ドル(参考価格)にて提要されており、日本でもSVToronicsの代理店として日本システムウェアが取り扱っているという。