仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
曲がった首を持つ少年!! 疲れ切った両親の悲しすぎるコメントとは?=インド
インド中央部、マディヤ・プラデーシュ州に暮らすマヘンドラ君(Mahendra Ahirwar)は、原因不明の病によって首が180度曲がってしまった12歳の少年だ。彼の厳しい日常生活と、それを全力でサポートする両親の想いとは――? 詳細についてお伝えしよう。
その他の画像と動画はこちらから
■身体にぶら下がった頭
今月17日の英紙「The Daily Mail」によると、そもそも生まれたばかりのマヘンドラ君は、兄や姉たちと同様に健康優良児だったという。しかし、異変が現れはじめたのは、生後6カ月目のこと。なんと、首が頭を支えることができなくなってしまったのだ。その後、症状はみるみる悪化し、3歳を迎えるころには頭が身体にぶら下がった状態で生きることを余儀なくされた。
現在のマヘンドラ君は、背骨や全身の筋肉まで衰え、起立や歩行ができない上、食事や排泄にも助けを必要とする状態だ。這うようにして僅かな距離を移動することはできるが、普段は床に座ったままだという。学校に通うという願いも叶っていない。
■医師も病気を特定できず
建設作業員として働く父親のムケシュさん(40)は、何とか息子の病気を治してやりたいと、親戚や友人たちから金を借りて数々の病院を訪ね歩いた。その数は、インド全土で50にも及んだという。しかし、マヘンドラ君の病気を特定することができる医師は、誰一人としていなかった。
「ニューデリーにある最先端の『全インド医科大学』で、2週間入院して検査を受けても、息子の症状が治療可能かどうかは分かりませんでした」
「がっかりしましたが、マヘンドラをしっかりと育てて、彼が少しでも不便することなく人生を送れるよう、がんばっています」
「お医者さんは、2つの頭を持って生まれてきた赤ん坊でも、手術で命を救うことができますよね。それなのに、どうして息子を治せないのでしょう」
「私は、彼が学校に通い、他の子どもたちと遊んでいるところを見てみたい。いつかこの願いが叶うことを信じています」(ムケシュさん)
■疲れ切った両親「息子は死んだほうが……」
さて、未来に望みを託す一方で、看護に疲れ切った両親は複雑な胸中を吐露する。母親のスミトラーさん(35)は、
「マヘンドラが苦しむ様子をもう見たくありません。痛々しくて見ていられない」
「私は、息子を赤ん坊のように(抱えて)運ばなければなりません。もっと彼が大きくなったら、どうしたらよいのでしょう」
「もし医者に治すことができないのなら、神のもとへと旅立っていったほうが良いのかもしれません」
とまで語っているようだ。さらに両親は、「すでに思いつく限りの病院を訪れた」として、2年前から医師を探すことを止めてしまったという。
■地元住民「父親の罪の結果だ」!?
また一家は現在、驚くべき差別と偏見にも直面しているようだ。なんと地元住民の中に、「マヘンドラ君の症状は、父親のムケシュさんが過去に犯した恐ろしい罪の結果だ」と非難する者がいるというのだ。
「陰口を言われたり、笑われたり、本当に傷ついています。人々のこのような態度と偏見を許すことはできません」(ムケシュさん)
さて、マヘンドラ君の症状については、脊柱か筋肉の異常が原因であると考えられているものの、未だにハッキリしたことは判明していない。ちなみに、過去には同様の症状を抱えたブラジル人男性クラウジオさんのニュースも話題になったが、彼が患っていたのは「先天性関節拘縮症」という病気であり、誕生時には健康だった今回のマヘンドラ君のケースと異なっている。いずれにしても、本人や家族の苦労は部外者の想像をはるかに超えるものだろう。しかしそれでも、親が我が子の死を願うようなことだけはあってほしくない。世界中に配信されたマヘンドラ君の現状を知り、善意ある有能な医師が治療に名乗りを上げてくれることを願いたい。