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「濃密にして過激 梅津泰臣の世界」トークショー 梅津監督が実写版「A KITE」を絶賛
池袋の名画座・新文芸坐とアニメ雑誌・アニメスタイルの特別レイトショー「濃密にして過激 梅津泰臣の世界」が4月10日に開催された。梅津泰臣監督が手がけた『A KITE』と『MEZZO FORTE』の上映に加え、アニメスタイル編集長の小黒祐一郎さんとのトークショーが行われ、大盛況のイベントとなった。
「濃密にして過激 梅津泰臣の世界」は『A KITE』を原作とするハリウッド映画『カイト/KITE』の公開を記念した上映イベントである。トークショーでは伝説的なアダルトアニメとして高い評価を受けている『A KITE』と『MEZZO FORTE』について様々な話題が飛び出した
まず梅津さんは『A KITE』という作品は自分のアニメーターとしての集大成だと口にした。エンターテインメントを目指し、ハードなアクションはもちろん、エロティックなシーンも積極的に取り入れたいという気持ちがあったそうだ。
一方の『MEZZO FORTE』は、シリアスな『A KITE』の反動として、コメディ要素があるものを作りたかったと話した。演出家の久世光彦さんが70年代に手がけたテレビドラマ『ムー』が好きで、その作品ようなコミカルな場面も入れたいと考えていたようだ。
また今回のイベントはアダルトシーンを抜いたR15+バージョンでの上映となった。その理由について梅津さんは、モザイクがかかる部分まで手を抜かずリアルに描きすぎてしまい、大画面で見るのは恥ずかしくて抵抗があったためだと赤裸々に語った。R18のオリジナル版は今月リリースされるBlu-rayで堪能したい。
現在公開中の実写版『カイト/KITE』に話が及ぶと、脚本が途中で変わったり、当初予定していた監督が亡くなってしまったりとアクシデント続きだったことが明かされた。だがラルフ・ジマン監督が新たに手がけた映像は非常に綺麗な仕上がりで、梅津さんも「実写版には良い印象しか持っていない」と絶賛した。
質疑応答でファンから実写版の見所を問われると「アニメ版をリスペクトしてくれているので、どのように彼らがアニメを咀嚼したのかを意識して観るのが楽しいと思います。大きいテーマは外していないので、アニメ版が好きな人は実写版も好きになってくれるのではないですかね」と太鼓判を押した。
[高橋克則]
映画『カイト/KITE』
4月11日(土)全国ロードショー
http://kite.asmik-ace.co.jp/
[出演]
インディア・アイズリー、サミュエル・L・ジャクソン、カラン・マッコーリフ
監督: ラルフ・ジマン
原作: 梅津泰臣「A KITE」