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「美人じゃねえから」 ももクロの魅力を『ホンマでっか』評論家が辛口分析
25日に放送された『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)にアイドルグループ・ももいろクローバーZが出演。同番組の名物評論家たちによって人気の秘密が明かされた。
スタジオの観覧席には熱心なももクロファン”モノノフ”が集まり、5人が登場すると総立ちで歓喜の声を上げるなど、普段とは一味違うオープニングとなった今回の『ホンマでっか!?』。冒頭には特別ライブが行われ、ファンの間では特に盛り上がると言われている人気曲『Chai Maxx』とオリコンデイリーチャートで1位を獲得し、NHK紅白歌合戦でも歌われた代表曲『行くぜ!怪盗少女』の2曲を披露した。
イントロが始まるやいなや一斉にペンライトを振りかざし「あーー!よっしゃももクロー! れに! かなこ! ももか! しおり! あーりん! 行くぜっ!ももいろクローバー!」と絶叫する”モモノフ”に圧倒される出演者たち。特に評論家たちの戸惑いは大きかったようで、たどたどしく振り回すサイリウムからはいつものトークのキレは感じられなかった。
しかしスタジオトークに映ると評論家たちのももクロ分析は切れ味抜群。番組のメイン評論家といえる生物学者の池田清彦氏は、いきなり彼女たちの魅力を「美人じゃねえから」と言い放つ。「決して悪いことじゃない」とフォローしながら、「女性ファンが自分も頑張れば近付けそうと感じる容姿は、自分の代理として見守ることで感情移入しやすくなる」と語った。ももクロのメンバーは「ちょっとーー!」と反論したが、「どこにでもいそうな子だから親近感が抱ける」「誰が誰だかわからないが、均一レベル(の容姿)で仲良く明るいスタイルは、いまの暗い時代に合っていて好まれる」という池田氏の言葉に渋々納得するのだった。
脳科学者の澤口俊之氏は、「君たちは全員が集まると美人なんだよね」と発言。澤口氏によると一般的に「平均顔の女性がモテる傾向」があるとのことで、5人が同じダンスをすることによって見ている人に”同調現象”を与え、平均顔を目にしているような錯覚になると説明した。5人の顔が似ていることによって、それがますます”魅力性”を高めているという。
さらに心理学者の植木理恵氏によると、ももクロは将来の可能性を大いに感じさせる”未完結感”の強いタレントだと指摘。そのため熱心なファンがつきやすく、「比較的知能レベルが高めの男性に好かれる傾向がある」と分析した。…植木氏は「異なる3つ以上の特徴がある」ことも彼女たちの人気の秘密ではないかと言い、「あどけなさ」「ときおり放つ乱暴な言葉」「深々とお辞儀をする丁寧さ」が多くのファンの心を掴むことにつながっていると説明した。
そして環境文化評論家の原田曜平氏は「現代はSNSなどの普及で多くの人と関われる時代ですが、その分現実の付き合い方に悩む人も多い。最初から人との距離をブチ壊してくる部分が好まれていると思います」とファンとの距離感の近さが信頼関係を築くことに役立っていると分析。「大阪のおばちゃん」に似ていると言いながら、その親しみやすさが大きな魅力になっているという。
最初はルックスがいまいちだとか、未完成な要素が多いなどと指摘されるたびに立ち上がって評論家たちにツッコんでいたももクロのメンバー。しかしその表情は常に笑顔でリアクションは全力そのもの。何を言われても一緒に楽しもうといった雰囲気に満ちており、そんな一生懸命な姿も彼女たちにファンも好感を抱いているのだろう。学術的な分析も興味深いものだったが、ライブでのパフォーマンスが評価される彼女たちの本当の魅力は、何も考えずにライブで一緒に汗を流したファンこそが分かるものなのかもしれない。
(文=オオハシ ユウ)