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ロボットが人間の仕事を奪う:米コンサルティング会社が発表した驚きの予測
より安く、性能の良いロボットが、世界中の工場の労働者に取って代わり、今後10年で製造業の人件費を16パーセント削減するという報告が先日発表されました。
ロボットの仕事が増え、人間の仕事が減る
この、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の予測では、2025年にかけて、世界の主要な25の輸出国における工業ロボットへの投資は、毎年10パーセントずつ成長するとのことです。これは現在より年2~3パーセント高い数字です。この投資は、コスト削減と、さらなる効率化をもたらします。
ロボットは韓国で33パーセント、日本で25パーセント、カナダで24パーセント、アメリカ合衆国と台湾で22パーセントの人件費削減につながります。現時点でロボットが担当しているのは、自動化可能な仕事の1割にすぎません。2025年までに、ロボットの担当分は23パーセント以上になる、とBCGは予測しています。
ロボットは安価になりつつあります。例えば、2005年に182,000ドルだったスポット溶接ロボットを所有して稼働させるコストは、昨年は133,000ドルに下落しており、2025年には103,000ドルまで下がるだろうとBCGは指摘しています。また、新しいロボットには多くのことができます。旧式のロボットは決められた状況でしか仕事ができませんでした。新しいものは進化したセンサーによって、予期しない状況にも対応できるのです。
RBCグローバル・アセット・マネジメントによる別の報告では、製品がアップデートされたり、入れ替わったりした場合、ロボットは人間をそれに合わせて再訓練するよりもずっと早く、より効率的にプログラムし直すことができると指摘しています。このことは、スマートフォンなどの製品が急速に陳腐化する現代においては、決定的なアドバンテージとなります。
BCGのシニアパートナーで、報告の共著者でもあるHarold Sirkin氏は「人件費が世界的に上昇するにしたがって、製造業者にとって労働者一人当たりの生産量を早急に高めることは、競争力を保つためにますます重要になってきています」と述べています。「企業は、ロボット技術などの製造技術の進歩が、生産性を急速に高めるための最良の機会が得られることに気づいています」
BCGは昨年、25カ国21業界について、識者や顧客へのインタビュー、政府および産業報告などからの意見を得ながら調査しました。…ロボットの隆盛は、労働人口の高齢化と人件費の高騰が進む先進国に限ったことではありません。BCGの推計では、賃金の安い中国でさえ、ロボットを使えば18パーセントの人件費削減ができるということです。
先進国にとっては、工場が国内に戻ってくる可能性も
自動化が進めば、企業が工場を建てたり、拡張したりする場所の選び方も変わることになりそうです。BCGは、製造業者は「単に安い労働力を求めることはなくなる」と予測しています。工場で働く人はほとんどいなくなり、より高いスキルを持つ人だけが残ることになるでしょう。これにより、より多くの製造企業が、賃金の安い新興国から先進国である母国へ戻ることになるかもしれません。
Robots Are Replacing Us Faster Than We Expected|Inc.
Paul Wiseman(訳:コニャック)Photo by Shutterstock.
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