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上白石萌音、日本アカデミー賞新人俳優賞『舞妓はレディ』を振り返る
周防正行監督作『舞妓はレディ』公開初日の舞台挨拶で、溢れる感情を抑えきれずに檀上で泣きじゃくった上白石萌音。「9月13日。あのときのことは、みなさんからいただいたアドバイスも、日付けも絶対に忘れません。人生で一番泣いた日だと思います」とはにかむ上白石。『舞妓はレディ』のDVDリリースにあわせ、あれから半年を経た上白石に迫った。
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「撮影が終了してから、しばらくは抜け殻でした。いるのにいないみたいな。もぬけの殻のような状態になっていたのですが、1週間くらいして、母に“そろそろしっかりしなさい!”って怒られました(笑)」と話す上白石。
クランクアップシーンは、舞妓や芸妓の面倒をみる男衆(おとこし)に扮した竹中直人が、上白石の前で「男衆の歌」を歌い踊るシーンだった。「最後にして最大の山場。試練でしたね」と声を上げて笑う。
「竹中さんは普段から本当にサービス精神旺盛な方。一緒にいて本当に楽しかったのですけど、あのシーンでの春子は笑ってはいけなかったので、こらえるのに必死でした。しかもそのシーンの振付は竹中さんご自身がされていて、毎回、アドリブで違うんです。本当におもしろくて、大変でした(笑)」。
そして公開時を、「私も頑張ろうと思えた、何か新しいことを始めてみようと思えたと言ってくれた友達がいて。この映画が何かを始めるきっかけになってくれたら嬉しいな、自分も頑張ろうと思ってもらえたらいいなと思っていたので、またひとつ夢が叶ったというか、本当に嬉しかったですね」と思い返した。 本作の演技で、上白石は山路ふみ子映画賞・第26回新人女優賞と、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた。しかし初主演で燃え尽きると、かえって次の作品選びが難しくなるのではと外野は勝手に心配してしまう。
だが上白石は、果敢に新たな分野に挑戦した。昨年の12月、チェルノブイリ原発事故の直後に執筆された小説「みえない雲」を基に、27年前のドイツといまの日本を行き来する舞台『みえない雲』に主演。春子とは180度異なる、不安、哀しみ、怒りをぶつけるヒロインを熱演したのだ。
「また新しい自分を見つけられたような感じもしましたし、世の中についてもっと興味を持つようになりました」という上白石。そして「女優としての表現力に磨きをかけないといけないのはもちろんですが、まずは人として、きちんと中身のある人間にならなきゃいけないと思っています」と前を見据える。…