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次世代AKB48の鍵となる「横山崎」とは?
高橋みなみが2015年末をもってAKB48を卒業すると発表した。
かつて「後継者が見つからないから(卒業はできない)」と口にしたことがある高橋に、この重大な決意をもたらしたのは、彼女が考える理想のAKBを、次世代メンバーたちが自らの手で作り上げることができるレベルに達した、という証だろう。
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世代交代の波が押し寄せようとしているAKB48グループ。この新しい動きの中、次なる中心として注目されているのが島崎遥香、山本彩の2人、通称“山崎”だ。
一見繋がりがないように思える2人だが、2人は2012年ごろから互いにGoogle+にコメントしあうなど交流を深め、最近ではトークアプリ・755で山本が島崎に「今度、ラッスンゴレライやろ」と誘うなど親密な関係を築いている。何より2人はただ仲が良いだけではない。グループの顔としての役割を担うものとして、互いに熱い想いを抱いているのだ。
島崎は755で山本に対して「AKBグループ沢山女の子がいるけど1人だけ本物のアーティストって感じで凄くかっこいい」「さやねぇを見ていると同世代で1番身近にいる仲間として自分ももっと頑張ろうと思えますし尊敬しています」と投稿。さらに総選挙後の雑誌インタビューで自身の7位より上の6位を獲得した山本に対して「さや姉は後輩なんです(中略)後輩には勝ちたいです」と語り、強い憧憬の念とシンパシー、そしてライバル心を向けている。島崎に対して山本もモバメにて「ぱるる表紙のグラビアをみて、私ももっと頑張ろうと思った」と書くなど、自分にはない部分を持った島崎を強く意識しているようだ。
島崎も山本も、ここまで人を認める発言をすることは珍しく(特に島崎は殆ど無い!)、いかにお互いを特別な存在として認識しているのかがよく分かる。強力な一般人気を誇る2人が、互いに切磋琢磨しようとしていることを知れば、多くのファンが2人にAKBの行く末を託すのも必然だろう。
そして、その2人の関係をより強く結ぶ存在として、次期総監督・横山由依がいる。横山は研究生時代から“超努力家”として知られており、かつて篠田麻里子に「たかみなの次に尊敬する」と言わしめたほど。先日行われた写真集の記者会見で「AKBを改革したい」と語るなど、まさにAKBのまとめ役に相応しい姿を早くも見せていた。
何より横山はメンバー、特に島崎と山本にとってはかけがえのない存在だ。島崎は「由依にだけは(私の気持ちを)わかってもらいたい」と語るなど全幅の信頼を置き、横山も島崎が影の努力者であることを理解しており、その絆は深い。そして山本はNMB48兼任以来、互いが努力の人であると認めあい親睦を深めてきた。横山の兼任解除の際に山本は「短い時間だったけど その時間の中でゆいはんはNMBに沢山の事を教えてくれました」とGoogle+に感謝の言葉を記したほど、特別な想いを持っていた。人見知りで知られる島崎と山本にここまで言わしめるほど、横山が2人に果たした役割は大きい。もっと言えば、横山がいることで、島崎も山本もより大きく羽ばたくことができる、ということだ。
これからのAKBの先陣を切り開いていく「山崎」、その2人を支える横山を加えた「横山崎」の活躍に期待するファンも多く現れてきた。この3人の関係を見て、初期のAKB48を引っ張ってきた、前田敦子、大島優子、高橋みなみの関係を重ねてしまうファンもいるだろう。青雲の志を持ったこの3人の活躍が、未来のグループの鍵となっていく。「横山崎」の活躍が新しいAKB48の夜明けを迎える瞬間になるはずだ。